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「イスラム国」、米国の数千教会を標的に リストを支持者に公開

2016年12月28日15時21分 翻訳者 : 岡本告 印刷
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過激派組織「イスラム国」(IS)は、米国内の数千もの教会の名称と所在地を記したリストをソーシャルメディアで公表し、信奉者たちに「キリスト教の新年」を「血まみれのホラー映画」のように変えるよう呼び掛けた。

ISのネット活動を監視している「ボキャティブ(Vocativ)」は22日、広範囲に及ぶリストが、ISの支持者たち向けのソーシャルメディアグループで公表されたと伝えた。

支持者らに向けたメッセージはアラビア語で書かれ、ISは「キリスト教の新年を血まみれの祝い」とするように呼び掛け、潜在的なテロリストたちへ、武器と爆発物の使用や準備のためのマニュアルなどの情報を提供したという。

リストには、全米の有名ホテルやコーヒー・ショップ、大通り、マーケット、公共施設の名称と住所も列挙されており、所在地がカナダやフランス、オランダのものも含まれていた。

ISは今年6月、同じようなリストを公表しており、その際は、米国人8千人近くが標的とされた。ISを支持するハッカー組織はこれらの人々を捜し出し、「イスラム教徒たちの復讐(ふくしゅう)をするために積極的に彼らを殺害する」ように、イスラム教徒たちに呼び掛けるなどしていた。

6月に公開されたリストが何らかの襲撃事件につながることはなかったが、ISは、欧米で今年起こった非常に多くの襲撃事件の犯行を認めている。それらは大抵、一匹おおかみ型の同調者によるもので、犯人は銃を乱射したり、大型トラックで人混みに突っ込んだりして多くの市民を殺害した。

今年6月には、ISの信奉者2人がフランス北部の都市ルーアンのカトリック教会で、朝のミサの最中に司祭を殺害する事件を起こし、欧州のキリスト教界に衝撃を与えた。

この事件では、当時85歳のジャック・アメル司祭が、ISに忠誠を誓う10代の青年2人に喉を切り裂かれて殺害された。アメル司祭の最後の言葉は、襲撃者たちを押しのけようとしたときに発した「サタンよ、去れ」という言葉だったとされている。

ルーアン大司教区のドミニク・ルブラン大司教はアメル司祭の葬儀で、「悪は不可解です。それはとても私たちを恐れさせます」と述べた。

「ジャック、それこそあなたが地に倒れたとき、最後の言葉として言いたかったことではないでしょうか? あなたがナイフで突き刺された後、あなたは足で襲撃者たちを押しのけようとして、『サタンよ、去れ』と言いました。あなたは『サタンよ、去れ』と繰り返しました」

ISと戦闘中の有志連合軍の広報担当であるジョン・ドリアン大佐は、ISがビッグベン(英国)やエッフェル塔(フランス)、自由の女神(米国)といった欧米の主要な建築物を攻撃するように、イラクとシリアにいる幼い子どもたちを教え込むことを狙いとしたスマートフォン用のアプリを開発していたことを明らかにした。

ドリアン大佐は、「このアプリで学べることは、テロの標的を選ぶための幾つかのポイントを理解できることです。このアプリで子どもたちは、標的となる欧米の建築物を選び、民間航空機を含んださまざまな武器を使用して攻撃できるのです」と説明し、ISから解放された後、直ちに子どもたちが受けた精神的ダメージを取り扱う必要があると警告した。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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