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宗教学者ら、東京で「ポケモンGOについての世界宗教者会議」を開催

2016年8月12日07時20分 記者 : 行本尚史 印刷
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関連タグ:ポケモンGO
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実際の世界を仮想的にレンダリングした「拡張現実」(AR)の中でポケモンを探す新感覚のゲーム「ポケモンGO」(画像:ポケモン / ナイアンティック)
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イベントバー「エデン」(東京都豊島区要町)は6日、宗教学者らによる「ポケモンGOについての世界宗教者会議」を開催した。参加者の1人でもある作家で宗教学者の島田裕巳氏(日本女子大学元教授、東京女子大非常勤講師)が7日に自身のブログ「島田裕巳の『経堂日記』」で伝えた。

島田氏はそのブログで、「8月6日(土)ポケモンGOについての世界宗教者会議は大成功の裡に幕を閉じる」という見出しでこの会議を伝えた。参加人数は記されていないが、島田氏によると、「小さな会場で、かなり参加希望者がいたので満員だった」という。

「ポケモンGOのことが、話題になるだけではなく、世界の宗教界で問題視されていたことを踏まえ、それぞれの宗教の立場から、ポケモンGOがどのように見え、それがそれぞれの宗教の法的な部分といかに抵触するのか、あるいは評価されるのかを議論してみるのも面白いのではというのが、きっかけだった」と、島田氏は説明した。

島田氏は7月24日、そのブログで、「7月23日(土)カフェバー・エデンで話をして急遽『ポケモンGOについての世界宗教者会議』の構想が持ち上がる」という見出しの記事を記していた。その中で島田氏は、「池袋で懇親会となったが、その席上で、ポケモンGOのことが話題になり、急遽、『ポケモンGOについての世界宗教者会議』を8月6日土曜日2時から開催することになった。参加者・場所は未定だが、このゲーム、現実の空間を仮想空間にしてしまう新しいタイプのもので、宗教界にも影響が及んでいる。とくに人を動かす力をもっていることがいろいろと問題になりそうで、すでに宗教界からの反応も出ているが、それをまともに考えてみようというのが会議の趣旨だ。これは、きっと必要な会議だと思う」と述べていた。

日本の宗教に関する著書や『キリスト教入門』(扶桑社新書、2012年)など数多くの著書を持つ島田氏は、「仏教や神道など、日本の宗教の立場からの発表はなかったが、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教はそろい、一神教の世界でそれぞれどういった見方がされているかがよく分かった」と述べ、「ユダヤ教の指導者が、ポケモンの世界を信仰と結びつけているという話はかなり興味深いものだった」と感想を付け加えた。

イベントバーエデンは7月23日、ツイッターでこの会議が6日の午後2時から5時まで開かれることを告知し、出演者には島田氏のほか、中田考氏(同志社大学客員教授)のほか、随時参加者が追加されると伝えていたが、結局、恵泉女子大学教授の川島堅二氏、桃山大学准教授の長崎励朗氏、ヘブライ大学博士課程の辻圭秋氏が加わり、発表を行った。

島田氏によると、これからポケモンGOがどう展開していくかが分からないので、2回目の会議があるかは未定だが、「『についての世界宗教者会議』という枠組みはこれからも活用できそうだ」という。

「一つの現象を通してみていくと、それぞれの宗教の違いがよくわかる。こうした試みは今までなかったようにも思う」と、島田氏は記した。

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