Skip to main content
2025年8月28日17時48分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教育

米大学准教授、1611年刊行の英語聖書「欽定訳」(KJV)の草案発見

2015年10月25日22時41分 翻訳者 : 小又香織
  • ツイート
印刷
関連タグ:欽定訳(KJV)アメリカイギリス
米大学准教授、1611年刊行の英語聖書「欽定訳」(KJV)の草案発見+
(写真:Thomas Nelson)

1611年に刊行され、最も名高い英語訳聖書として現在でも用いられている「欽定訳聖書」(King James Version=KJV)の草案が、米国の学者によって発見された。

欽定訳聖書の草案を発見したのは、米ニュージャージー州のモントクレア州立大学で英語の准教授を務めるジェフリー・アラン・ミラー氏。ある随筆について研究していた際に草案を発見したという。

米クリスチャンポストとのインタビューでミラー氏は、欽定訳聖書の翻訳者の一人であったサミュエル・ウォード(1572〜1643)が書き残した文書の中に、この初期の草案を見つけたと語った。この文書は、英ケンブリッジ大学に所蔵されていたという。

この草案は、「MSWard-B」という文書の中から発見されたが、その時のことをミラー氏は、「私ははっきりと、(欽定訳聖書と)関連があり、未確認の書簡のようなものを見つけてしまったのかもしれないと思いました」と語った。

「欽定訳聖書の草案がこのような形で発見されるとは、誰も思ってもいなかったことでしょう。今回の発見はいろんな意味で予想外の出来事でした」

「MSWard-B」はもともと、聖書注解を含む文書とされていたが、何が収められているか詳細は収集監修者もほとんど把握していないとされていた。

ミラー氏は、草案はウォードのものであることに何の疑いもないと話している。「サミュエル・ウォードの文書ではないかもしれないという議論の余地は全くありません。草案は、サミュエル・ウォードが所有するノートの中にあったのです」

「私が欽定訳聖書の草案だと気付く前から、このノートがサミュエル・ウォードのものであることは、われわれの間では長い間知られてきました」。ミラー氏はまた、明らかにノートの筆跡がウォードのものであること、そしてそれが非常に下手な字であることを付け加えた。

1611年に刊行された欽定訳聖書は、最も広く読まれている英語の本の一つとされている。54人の学者が共同で翻訳作業を行い、それよりも前にジョン・ウィクリフ(1320頃〜84)が行ったより初期の聖書の英語翻訳の努力により生まれ、そのいくつかの言葉やフレーズは、現代英語においても慣用表現として残っている。

「現在は欽定訳よりも、近年出てきた新しい訳の聖書の方が売れていますが、相変わらず欽定訳を好む読者の数は、『バケツの一滴(=drop in the bucket)』の逆です」。「drop in the bucket」は、日本語でいう「雀の涙」に相当し、ごくわずかなものの例えを表す。つまり欽定訳聖書を好む読者の数は今も多いということだ。

「『drop in the bucket』という表現は、イザヤ書40章15節に出てきます。実際、私たちが今日使用する一般的な慣用表現の多くは、元をたどると欽定訳聖書にたどり着くのです」。これは、米CBSのチャールズ・オズグッド氏が欽定訳聖書についてコメントした内容だ。

他にも聖書由来の英語の慣用表現には、「see eye to eye」(「意見が一致する」の意、イザヤ52:8)、「wits’ end」(「途方に暮れて」の意、詩編107:2)、「fight a good fight」(「健闘する」の意、1テモテ6:12)、「the powers that be」(「当局(者)、その筋」の意、ローマ13:1)などがある。

ミラー氏は、今回発見された欽定訳聖書の草案によって研究が進み、さらなる興味が増し加えられていくことを期待していると語った。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:欽定訳(KJV)アメリカイギリス
  • ツイート

関連記事

  • 欽定訳刊行400周年記念展 ランベス宮殿で

  • 欽定訳聖書、来年初版から400年 若者の間で認知度低下 英国

  • 聖書図書館で特別展「ルター訳聖書と宗教改革」 9月聖書やルター新聞、図書・論文など展示

  • 「どんな翻訳になるのですか?」 日本聖書協会、新しい聖書訳について懇談会開催

  • 「共通英語聖書」(CEB)刊行 2カ月で50万部超 米

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(8月22日):コンゴのレンドゥ族のために祈ろう

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(229)コロナ禍による信仰生活への影響 広田信也

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • 主キリストの大きな力で癒やされよう 万代栄嗣

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.