日系カナダ人伝道に生涯をささげた女性 マーガレット・リッジウェイ(7)カナダへ帰国

2017年11月24日20時21分 翻訳者 : 山本正浩 印刷
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日本での思い出深い貴重な時は終わりを告げ、マーガレットはカナダに戻りました。それ以降は、カナダ全土にあるさまざまなカナダ日系人宣教会(Canadian Japanese Mission=CJM)の拠点に旅をすることはありましたが、バンクーバーに永久に根を下ろすことになりました。マーガレットが不在の間に多くの進展があり、多くの変化が起きていました。日系1世の教会も2世の教会も、以前よりも大きな拠点に様変わりしていました。

キタムラ(タサカ)・ジューン姉:私が1963年にバンクーバーに到着したとき、私は大都会に舞い降りてホームシックになった田舎の子どもでした。マーガレットさんがサロー・ストリートのご自宅でしばしば私と食事を共にしてくださり、随分と助けていただきました。マーガレットさんが忍耐と理解と愛をもって、揺れ動いていた10代の私を霊的に養ってくださったことをとても感謝しています。

1960年代のCJMの働き人は誰もが皆、日本から新たに移民してくる人々に伝道していました。特にバンクーバーでは、マーガレットと同労者たちは、「商社レディー」(仕事で数年間、カナダにやって来る商社マンの夫人たちのこと)と呼ばれる女性たちの心と自宅の扉が開かれていることに気付いていました。

ヨコタ・スタン、アイリーン夫妻:私たちは1965年から68年の3年間、バンクーバーでCJMの働きをしていたのですが、今でもその時のたくさんの思い出を忘れることができません。

若く未経験な移民たちが、友人もおらず言葉も分からない異国にいるという苦しみに対応するため、バンクーバーCJMセンターが設立されました。若者たちは、自立できるようになるまで、このセンターに滞在することができました。そのためCJMセンターはしばらくの間、さまざまな活動の拠点になっていました。

そのようにして年月が過ぎていきました。マーガレットは、自分が必要とされるところならどこでも一生懸命に働きました。彼女の友情は深まり拡大していきました。日系カナダ人がいるところすべてに、福音の良き知らせを伝えたいという彼女の願いは、揺らぐことがありませんでした。

1980年、マーガレットは軽い心臓発作を起こし、それまでのように積極的な介入ができなくなりましたが、その頃、日系人指導者たちは、日系人の指導の下で働きを継続する計画を検討していました。生涯にわたり懸命に働いた後、若い世代にバトンを渡すこと。それに越したことはありませんでした。

こうして、CJMの働きを担うため、日系人が独自に運営する日系カナダ人福音主義キリスト者協会(Japanese Canadian Evangelical Christian Society=JCECS)が誕生しました。時の経過と共に変化が求められるようになりました。新たなビジョンと、カナダ全土に散在する日系諸教会との緊密な協力関係が与えられ、JCECSは、CJMという略称を取り入れた名称に再び変更されることになり、カナダ日系人宣教会(Canadian Japanese Ministries)となりました。

この新しいCJMは、カナシロ・ノリ兄とカナダ全国理事会の指導の下で活動しています。

ブダイ(ウチダ)・マチコ姉:長年にわたりマーガレットさんと共に過ごせた、すべての年月を主に感謝しています。主は彼女を用いて多くの日系人を救いに導いてくださり、私たちが堅く主に立てるよう、主の真理を教えてくださったからです。いつの日か主は言われるでしょう。「忠実な良い僕(しもべ)だ。よくやった。(中略)主人と一緒に喜んでくれ」(マタイ25:21)と。

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