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メキシコのカトリック司教協議会本部に爆発物、負傷者はなし

2017年8月3日17時23分 翻訳者 : 山本正浩 印刷
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+メキシコのカトリック司教協議会本部に爆発物、負傷者はなし
爆発物により破損したメキシコ・カトリック司教協議会本部の表玄関の扉(画像:ラモン・カストロ主教のツイッターに投稿された映像より)
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メキシコ・カトリック司教協議会の本部で現地時間7月26日未明、爆発事件が発生した。爆発物は玄関の扉を破損させただけで、負傷者は出なかった。司教協議会の広報担当者は、今年に入ってすでに3人の聖職者が殺害されているメキシコ国内の状況を反映するものだと話している。

クエルナバカ教区のラモン・カストロ主教は同日、「メキシコ・カトリック司教協議会の本部に、3つの筒でできた爆発物が仕掛けられました。私は、これがメキシコの状況を反映するものだと考えています」と語った。

カトリック系のCNA通信(英語、映像あり)によると、司教協議会のアラマンド・カバゾス報道室長は声明で、「本日の未明午前1時50分ごろ、型式不明の爆発物が司教協議会本部の表玄関に設置されました」と発表。「これがメキシコ市のこの地域で初めて起きた事件でないことは明らかで、他の事件との関連も含めて捜査が行われています」と説明した。

この爆発事件に先立ち、メキシコでは7月5日、今年3件目となる聖職者の殺害事件が発生している。

クエルナバカ教区は声明で、「大きな痛みと失望を抱きつつ、当教区のルイス・ロペス・ビラ司祭(71)の死をお知らせします。ルイス司祭は、ロスレジェス市にあるサン・イシドロ・ラブラドール小教区(教会)に侵入した犯罪者らにより、7月5日に殺害されました」と発表していた。

キリスト教迫害監視団体「ワールド・ウォッチ・モニター」(WWM)の報告によると、メキシコでキリスト教徒が標的にされているのは、教会が依存者更生施設を設置するなど、薬物取引に反対しているためだが、理由は他にもあるという。WWMは、「教会や教会指導者は金持ちだと認識されているため、キリスト教徒が標的にされています。会衆は手っ取り早い現金の収入源とされているため、カルテル(麻薬組織)が簡単に入り込んでは、扉に鍵をかけ、会衆にポケットを空にするよう要求するのです」と伝えている。

メキシコでは今年3月、司祭が殺害される事件が発生。また、1月に行方不明となっていた司教はその後、遺体で発見された。これらの事件は、聖職者に対する暴力行為が増加する中で起きており、他のキリスト教徒たちも狙われている。

メキシコでは近年、麻薬組織による犠牲者が増えており、英国に拠点を置く「世界キリスト教連帯」(CSW)によると、「宗教や信教の自由に対する違反件数、特に犯罪組織による宗教指導者への脅迫や襲撃は、近年、全国的に増加している」という。

プロテスタントが多い北米のカナダや米国とは対照的に、メキシコはカトリック信徒が大勢を占めている。プロテスタント教会も相当数あるが、他の宗教の信者数は非常に少ないとされている。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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