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答えられる祈り 菅野直基

2017年8月2日06時33分 コラムニスト : 菅野直基 印刷
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ある国で日照りが続き、雨が降らないので畑が干上がり、飲み水もなく、井戸水で何とか生活をしていました。「このままだと、この国は砂漠になってしまう!?」という危機感の中、みんなで集まって神様に雨乞いのお祈りをすることになりました。

2日目のこと、お祈りの集会を指導する導師が会衆を見渡して怒り始めました。「なぜあなたがたは、雨乞いの祈りをしながら傘を持ってここに来ないのですか? 神様が雨を降らせてくださると信じないで祈っているのではないか!?」と言いました。

私たち人間は、困ったことがあったら、神仏などに対して祈るのではないでしょうか? 有名な心理学者は、「自分の命の危機に直面したとき、祈らない人はいない!」と断言しました。その通りだと思います。

祈りは、誰に祈るかが大切です。祈りに答える力を持った存在に祈らなければなりません。千円しか持ってない人に「10万円を貸してくれませんか?」と言っても、「こっちが借りたいくらいだよ!」と言われて終わってしまうでしょう。聖書は、創造主であり、全知全能の神様がおられることを教えます。

次に、祈ると同時に、祈ったならば「祈りが答えられると信じる」ことが大切です。神様に雨乞いをする人たちが、祈ると同時に傘を持って来なかったのは、雨が降るとは信じていなかったからではないでしょうか。困ったときには「藁(わら)にもすがる」といわれますが、藁に頼っても、何も助けてはくれません。

イエス様は、「だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります」(マルコ11:24)と教えられました。今日、あなたには心の底から願うことがありますか? もし願いがあるならば、それを祈ってください。そして、祈ったならば、神様が祈りに必ず答えてくださると信じてください。

神様に雨乞いをして祈ったならば、次に、「神様が雨を降らせてくださる」と本気で信じたならば、ごく自然な行動として傘を持って出掛けるはずです。もし、祈っているのに行動に移っていないならば、「祈りが必ず答えられる」と本気で信じていないのかもしれません。

しかし、信じられない理由は、「神の御心」を祈り求めているのではなく、「自分の欲望」を祈っているからかもしれません。自分の良心が自分の欲望通りになることを承認してくれないので、自己一致できず、祈りを信じ切ることができないのです。

「神の御心」とは、「自分の欲望」と正反対のことが多いかもしれませんが、実は、「自分の真の願望」と一致するものです。祈っているその時は、「神の御心が一番イイ」とは思えなくても、後で、「神の御心が一番よかった」と必ず分かります。

聖書は「神の御心を祈り求めなさい」と教えます。私たちの祈りは、ほとんどの場合、神の御心を第一に求めていません。そして、自分の欲望を求めます。自分の欲望は、「自分さえよければ、他の人はどうなってもいい!」というものの場合がほとんどです。もしそんな祈りが答えられたら、世界は大変なことになってしまいますし、人はそんなことを心の底から願っていないはずです。

神の御心は、永遠の視点から、すべてを知った上で一番よいことです。私たちの視点は、その場限りであったり、短いスパンでしか見ていません。「井の中の蛙大海を知らず」といわれる通りです。

また神は、誰か1人だけの幸せを願っていません。みんなの幸せを願っています。ある人は、「もし神がいるならば、なぜ世界に戦争があるのでしょうか?」と言います。答えは、もし世界中の人が、互いに赦(ゆる)し合い、みんなの幸せを願ったら、戦争はゼロになります。

またある人は、「なぜ神がいるのに、世界に貧困があるのでしょうか?」と言います。答えは、裕福な人がお金や財産や食料を独り占めしないで、みんなで分かち合ったら、みんなが満腹で幸せになります。

神の御心は、みんなが助け合い、みんなが幸せになることです。そんなことはきれいごとだと思うかもしれません。そして、私たちにはできません。だから祈るのです。神は愛です。公平で平等です。理不尽で不公平なことは一切ありません。神を信頼し、神の御心を、聖書を通して知り、それを祈り求めていきませんか。

日曜日は教会で聖書を学びます。聖書は、神の御心が書かれています。教会に集まって、聖書の言葉に耳を傾けましょう。

菅野直基

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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