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進化論の難問「創世記の洪水で説明できる」 地質学者が講演

2011年9月28日07時05分
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関連タグ:創造論
進化論の難問「創世記の洪水で説明できる」 地質学者が講演+
講演するイ・ジェマン氏=25日、東京都新宿区の淀橋教会で

地質学者で創造論を支持する韓国ハンドン大学教授のイ・ジェマン氏が25日、東京都内の教会で講演し、従来の進化論の枠組みでは理解の難しかったさまざまな現象について、創世記のノアの洪水が聖書の記述通りに地球規模の大激変として起こったことを前提にすれば説明できると主張した。

イ氏は、今日世界各地で観察できる地層が長い年月をかけて形成されたのではなく、急速な堆積によって短時間で形成されたものだとする最新の研究結果を紹介した。急速に流れる水と堆積物(混濁流)によって地層が形成される過程は、近年の地震や火山活動などでも観察されている。今日大部分の地質学者が、地層は混濁流によって非常に速い速度で形成され、山河は激変の過程で形成されたことを支持している。これは、長い地質過程によって地層が形成されたことを前提としてきた地質学界の大変革で、科学専門誌は近年のこの変化を地質学界の「ルネサンス」と表現している。

1980年の米ワシントン州セントへレンズ山の噴火では、山が火山灰に覆われ、大規模な山崩れが起き、水と泥土の混じり合った高密度の混濁流が時速100キロを超える速度で流れ下った。この混濁流により、わずか5時間で厚さ7・5メートルに及ぶ地層が形成された。イ氏は、「(地層は)時間が経過するからつくられるものではない」と強調した。

また、堆積岩に存在する数百億個を超える化石について、どれも一様に生きていたときの姿をとどめていることを指摘した。これは、生物の死骸が腐敗しながら化石になったのではなく、生物が急速に押し寄せる大量の土砂によって生き埋めにされたことを意味している。

化石の中で最も多く発見されるのが、貝のような海洋無脊椎動物だ。全体の化石の中の約91・5%を占めている。貝は死ぬと口を開き、砂と水に削られて原型をとどめることはない。しかし、大部分の貝の化石は口を閉じたそのままの状態で発見される。さらに、形状が細長いオウム貝の化石は、グランドキャニオンのレッドウォール石灰岩層だけでも数億個以上あるといわれているが、その大部分が同じ方向を向いている。これらも、急速に押し寄せる大量の土砂が生物を生き埋めにしたことを示している。オウム貝が一定方向に並ぶのに必要な混濁流の速度は秒速7メートル以上で、海底地震による津波によってのみ出せる数値だ。

地質学者は、炭素年代測定法で化石の年齢を測定しない。5万年よりも古い有機物には、測定する炭素14がほとんど残っていないため、測定が困難だからだ。しかし、実際に数千万年から数億年になると推定されるいくつかの地層から発掘された化石を調べてみると、測定に十分な炭素14が含まれているとの結果が出る。これまで地層は標準化石によって時代区分されてきたが、肝心の標準化石の年齢を測定した科学的データはない。イ氏は、化石によって地層の時代を区分し、その地層によって化石の年代を定める標準化石の手法は、循環論法の典型的な例だとその深刻な問題点を指摘する。イ氏によると、炭素14の初期値によっては、化石はどれも数千年という短い年齢になるという。

石炭についてはこれまで、静かな湿地で長い間木が積もり続けて作られると考えられてきた。しかし、近年多くの証拠によってその矛盾が指摘されている。

まず、石炭の大部分は、湿地ではなく水はけの良い場所でのみ育つ木の皮だ。また、一緒に発見される化石の多くが魚や軟体動物、貝といった無脊椎動物の化石で、みな海に生息している。なにより説明が難しいのは、石炭層の規模が数百平方キロメートルを超えることだ。地球上のどこを見ても、これほど広範囲の湿地はない。さらに石炭層は厚さが60メートルになるほど分厚い。いかなる湿地環境でも、これほど大規模に樹皮が積もる過程を説明することはできない。そもそも、静かな湿地で木が積もり続けたとすれば、木の皮だけでなく木そのものが石炭になるはずだが、実際、石炭の大部分は木ではなく木の皮からできている。

現在専門家が支持しているのは洪水理論(浮遊マット理論)だ。まず、大洪水などによって木が根こそぎ抜かれ、水の上に浮かぶ。漂っている木の皮は水によってふやけ、重くなり、下に沈む。そこへ混濁流が押し寄せて埋まり、熱と圧力を受けて石炭へと変化したという理論だ。

一般的に石炭は複数の堆積地層の間に挟まれて反復的に発見される。これは漂っていた木の皮が下に沈んで堆積し、混濁流によって埋まり、またその上に木の皮が沈んで積もり、その上に混濁流が押し寄せるという過程が急速に繰り返されたことを示している。この理論によれば、木と樹皮の分離、海洋化石など、石炭から観察される現象が説明できる。

実際にセントへレンズ山の噴火では、洪水理論による石炭の形成過程を観察できた。火山噴火によって木が根こそぎ抜かれ、少なくとも100万本以上の木が近くのスピリット湖に押し流された。しばらくして湖を観察すると、木が依然として水の上にあったが、皮はすべて消え去っていた。湖底にもぐってみると、木から分離された樹皮が湖底に沈み、約1メートルの厚さでびっしりと積もっていた。「泥炭」と呼ばれる石炭の初期段階で、混濁流によって埋まった後、熱と圧力の条件さえ合えば、炭化して石炭になる。

石炭は熱と圧力の条件がそろえば短時間で作られる。実際に科学者たちは、実験室でほんの数分間で石炭を作ることが可能だ。

イ氏は、現在観察される世界の石炭の分布規模とその量から、今日の石炭はノアの洪水のような全地球規模の大激変によってのみ作られると主張する。さらに、石炭の埋蔵量から、洪水以前には今日の100倍以上の樹木が地球上にあったと推測できるという。

化石が地質年代表の通りに発見されない現象は、進化論を支持する多くの学者を悩ませてきた。特に、化石が出現する顕生代の地層の最下部で突然、多様かつ膨大な量の化石が広範囲にわたって発見される現象は、「カンブリア大爆発」と呼ばれ、いまだにその原因が解明されていない。

しかし、イ氏は、混濁流による地層の形成に当てはめれば、簡単に解決できると主張する。混濁流によって地層が形成されれば、下の地層が水平に成長している間にすでに上の地層も共に成長し、下の地層で生物が埋没する間に上の層でも生物が共に埋没する。つまり、上の地層で発見された化石だからといって、後の時代に生きていた生物だとは限らないということだ。化石は生物が埋まった当時の「進化の順序」を語るのではなく、混濁流の根源地にどんな生物が生きていたのか、または化石が埋まった当時の埋没の位置を示しているにすぎないとイ氏は語る。

顕生代の地層の最下部にあるカンブリア紀の地層から発見される化石はすべて完璧な姿を備えており、大部分が海洋無脊椎動物だ。最近、英科学誌ネイチャーがカンブリア紀の地層の最下部から数百匹の魚の化石が発見されたと報告した。地質学者たちはこの現象について「爆発」という単語を用いて驚きを示している。だがイ氏は、海洋無脊椎動物は他の生物よりも低い地域に生息していたため、埋没しても最下部で発見されるのは当然のことだと説明した。

イ氏はほかにも、人間や恐竜などの陸上動物の化石が極めて少ない理由などを説明し、「(進化論の難問は)ノアの洪水の理論で考えるとやさしい」と語った。

イ氏は、日本で2009年から行われている「日韓ラブ・クリエーションセミナー」の主講師を務めている。「創造科学コンサート」「創世記の洪水コンサート」(ツラノ出版)などの著書がある。書籍の詳細は、ツラノ出版ホームページ。

関連タグ:創造論
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