平林けい子
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主は生きておられる(26)登山靴 平林けい子
人生の終焉(しゅうえん)へ向かうため、スリッパを脱いで登山靴をはこう。弱った足だから、曲がった足だから、でこぼこ道だから、薄暗い道だから、登山靴をはこう。光り輝くみ国に、着ける喜びをもって。
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主は生きておられる(25)荒野 平林けい子
荒野は暗い。荒野はおそろしい。荒野は普通に歩けない。その荒野に私は連れ出された。その荒野ではじめてイエス様の手のぬくもりを感じた。その荒野ではじめてイエス様の御声を聞いた。
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主は生きておられる(24)何がうれしいの? 平林けい子
ひとつ歳を重ねるごとに、ひとつ月を重ねるごとに、ひとつ日を重ねるごとに、うれしいのです。何が? 今日もイエス様といっしょだから。46年前にイエス様に救われたのに、こんなに毎日イエスさまといっしょがよろこびになったのは、こんなに歳を重ねた今。
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主は生きておられる(23)イエスさまの愛の衣で 平林けい子
低くなっていく背丈、高くなっていく高慢の罪。弱くなっていく記憶力、強くなっていく人へのことば。イエスさま、この卑しむべき者を愛の衣で覆ってください。
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主は生きておられる(22)握手 平林けい子
礼拝前の握手タイム、共に礼拝できる喜びを感謝して「おはようございます」。ごつい掌で力強い握手、やさしい笑顔でやさしい握手、ちょっとぶっきらぼうな握るだけの握手。神様によって創造された手と手が触れ合うだけなのに。
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主は生きておられる(21)愛する友に 平林けい子
「今日一日を生きるだけでいい」という友に、「イエス様の御手の中では、明日も生きられるのですよ、あさっても生きられるのですよ、そして、永遠に生きられるのですよ」と、話さずにはいられない。
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主は生きておられる(20)今しか 平林けい子
来月ではなく、来年ではなく、来週ではなく、明日ではなく、今日ではなく、「今しか見られないのよ」。友の誘いに、真っ盛りの小さな新種のアジサイを楽しんだ。今しか、見られないもの、聞けないこと、話せないこと。今しか、イエス様に話せないことは、何?
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主は生きておられる(19)謙遜 平林けい子
イエス様は、謙遜。謙遜はイエス様。東が西から遠いように、南が北から遠いように、謙遜とわたしは、先が見えないほど遠い。いつの日か、謙遜のかけらでも持てるだろうか。
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主は生きておられる(18)眼科 平林けい子
眼科に行くのが楽しみなわたし。みな、見えるようにと願って来ている人ばかり。イエス様、この人たちが心の目でイエス様を見えるようにしてください。
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主は生きておられる(17)ひまわりの種 平林けい子
子どもたちが幼かった頃、信州のおばあちゃんがロシアからというひまわりの種を送ってくれた。小さな庭に蒔いた種は、笑顔いっぱいの大きなひまわりになった。枯れた時、長女が、種をかぞえはじめた。ひとつ、ふたつ、みっつ。
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主は生きておられる(16)心の掃除 平林けい子
今日出会う人が初めての人でなくても、真っ白の心で「こんにちは」と喜びと感謝の心であいさつしたい。心に何かが残っていれば、それはできない。「丸く掃かないで」「四角に隅々まで掃きなさい」。イエス様は言われる。
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主は生きておられる(15)イエス様はびっくり箱 平林けい子
わたしはイエス様に驚かされてばかり。この罪にまみれた者を赦(ゆる)してくださり、小さな手にのりきらない大きな大きなあわれみ、なぐさめ、助け、力を受けてきた。イエス様は、わたしにとってびっくり箱。あなたが答えてくださるからです。
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主は生きておられる(14)にもかかわらず 平林けい子
こんなに汚い、こんなに貧しい、こんなにいやしい、こんなに弱い、こんなに情けない、こんなに小心な、こんなに傲慢な、こんなにあつかましいしもべをお用いくださるイエス様の愛に、ひざまずくより、ほかなし。
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主は生きておられる(13)一粒の麦―J・ブロックソム師 平林けい子
今から46年前に洗礼を授けてくださったJ・ブロックソム宣教師が6月に天に凱旋された。私たちの教会は今年50周年を迎える。50年前、ブロックソム先生は、祈りと聖霊の御導きによって京都府長岡京に私たちの教会を創設してくださった。師の日本での最初の開拓伝道だった。
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主は生きておられる(12)イエスさまに出会ってほしい 平林けい子
一昨日は70年来の友だちに会った。今日は60年来の友だちに会う。ひとり、ひとり人生のよろこび、悲しみに出会った人。ひとり、ひとりのために、ずっと、ずっと祈ってきた。愛する友だち、永遠のいのちに生きてほしい。イエスさまに出会ってほしい。
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主は生きておられる(11)大好きな朝 平林けい子
あのつらかった時、朝なんて、なければよいと思った。暗く、長いトンネルをぬけて、イエス様の声が聞こえてから、朝が大好きになった。朝のにおい、朝の音。イエス様、どうしてこんなに朝がうれしいのでしょう。
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主は生きておられる(10)茶もみ 平林けい子
熱い鉄板の上で、茶葉は人の手でモミモミ。ひっくり返されて、またモミモミ。またひっくり返されて、モミモミ。さいごまで、だまってモミモミ。香りのよいお茶になるために。
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主は生きておられる(9)目の手術を終えて 平林けい子
イエス様、見えるのです。ぼんやりしていたものがはっきりと、かすんでいたものがくっきりと。わたしを抱いてくださるイエス様の御手、わたしを支えてくださるみことばのひとつひとつの光が、まぶしいくらい。
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主は生きておられる(8)大海の中の一滴にすぎずとも・その3―わたしも一滴になれる 平林けい子
フィリピンでは、卒業や進級が家族にとってどんなに大きな喜びであるかを知ることができた。教えられたことがある。子どもたちの夢の持ち方である。自分の願いより先に、他者のために何々になりたいという発想に感心した。考えさせられた。
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主は生きておられる(7)大海の中の一滴にすぎずとも・その2―学校を訪れて 平林けい子
いよいよプレイズ・エメラルド国際学校へ着いた。スラム街に立っている学校である。フィリピン特有の楽器演奏で迎えてくれた。子どもたちのうれしそうな顔。来てよかった!と心から思った。
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