WEA信教の自由委が声明、アルジェリアのキリスト教規制強化に懸念

2018年2月28日13時05分 印刷
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車で混み合う首都アルジェ市内の様子=2018年2月18日(写真:OMAR-DZ)
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世界福音同盟(WEA)信教の自由委員会は26日、北アフリカのアルジェリアで、キリスト教会に対する規制が強化されているとして、懸念を表明する声明を発表した。声明によると、同国内では教会に対する取り締まりとみられる一連の動きがあり、キリスト教徒の逮捕者が増加しているという。

同委が昨年11月の報告として伝えたところによると、アルジェリア当局は保安規則の遵守に関連して、教会を調査する委員会を組織した。しかし、調査の主要な目的が保安問題であるにもかかわらず、委員会は宗教活動の実施許可証の有無についても調査するなどし、数カ所の教会と聖書学校2カ所、キリスト教徒が所有する書店1軒に対して閉鎖を命じた。

アルジェリア議会は2006年3月、非イスラム教の礼拝を、「非イスラム教宗教団体国家委員会」によって認定された特定の建物に限定する法令を可決。それ以降、同国内の諸教会は、礼拝用の建物を借りることになり、そのたびに当局に報告する必要があるなど、複雑な手続きが求められているという。

キリスト教人権擁護団体「中東コンサーン」(MEC)によると、アルジェリアの教会指導者たちは地方自治体に教会活動を報告し、政府公認の唯一のプロテスタント教団である「アルジェリア・プロテスタント教会」(EPA)への所属証明書を含む、あらゆる関連書類を提出する必要がある。

WEA信教の自由委が声明、アルジェリアのキリスト教規制強化に懸念
北アフリカにおけるアルジェリアの位置(赤)

こうした状況に対し、WEAのゴッドフリー・ヨガラジャ副総主事は、「われわれは、キリスト教徒の信教の自由が国際法に基づき保護されることを保証するよう、アルジェリア政府に求めます」と要求。「またわれわれは、アルジェリアの憲法に基づき、国内のあらゆる宗教団体の礼拝の自由を保証するのに必要なすべての処置を取るよう、アルジェリア政府に求めます」と訴えている。

北を地中海に面するアルジェリアは、1962年に独立するまでフランスの植民地だった。2011年の南スーダン独立によりスーダンの領土が分割されたことから、現在はアフリカで最も領土が広い国となっている。宗教は人口の99パーセントがイスラム教を信じており、そのほとんどがスンニ派。古代キリスト教世界で大きな影響を与えた教父アウグスティヌス(354〜430)の出身地。

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