温故知神—福音は東方世界へ(70)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本15 川口一彦

2017年4月13日13時41分 コラムニスト : 川口一彦 印刷
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温故知神—福音は東方世界へ(70)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本15 川口一彦

<本文と拓本>32文字(424+32=456)

齋以伏識而成(齋は伏識をもって成し)、戒以靜慎為固(戒は静慎をもって固める)。七時礼讃(七度の礼讃をし)、大庇存亡(生きた者や死んだ者を大いに庇う)。七日一薦(七日に一回)、洗心反素(心を洗い素に反る)。真常之道(真常の道は)、妙而難名(妙で名付け難し)。

<現代訳>

清めは思慮深い心で成し、戒めは静と慎みで堅固にされます。日に7度の礼拝祈祷をささげ、生きている者や亡くなった者のために日ごとに執り成し、7日に1度は心を洗い素(信仰の原点)に戻ります。真理の道は不思議です。

<解説>

景教徒たちの日々の教会生活が書かれています。生きている信徒、亡くなった信徒すべてのために執り成しの祈りもささげ(大庇とは大いにかばうとか、おおうの意味から、執り成しの祈りをささげるとした)、1日に7度の礼拝賛美をささげます。

旧約聖書の詩篇119篇164節に「私は日に七度、あなたをほめたたえます」とあり、7度については文字通りの7度であることと、7を完全数として絶えず祈り続ける意味とも考えられますが、木を撃って時を告げていたことから1日の7回を指すと考えます。

また、1週間に1度の主の日の礼拝をささげることにより、主なる神様に生かされている原点を思い起こし、心を洗い清めます。

このような祝福された信仰生活により、日々の霊的パワーを受けていたことが分かります。

※ 参考文献
景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)

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川口一彦

川口一彦(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市に生まれる。現在、愛知福音キリスト教会牧師。日本景教研究会代表、国際景教研究会(本部、韓国水原)日本代表。基督教教育学博士。愛知書写書道教育学院院長(21歳で師範取得、同年・中日書道展特選)として書も教えている。書道団体の東海聖句書道会会員、同・以文会監事。各地で景教セミナーや漢字で聖書を解き明かすセミナーを開催。

著書に 『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年)、『仏教からクリスチャンへ』『一から始める筆ペン練習帳』(共にイーグレープ発行)、『漢字と聖書と福音』『景教のたどった道』(韓国語版)ほかがある。最近は聖句書展や拓本展も開催。

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