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クリスチャンのオルガニスト、東日本大震災とドイツ放浪の新刊本 15日に東京で出版記念コンサート

2016年10月13日22時46分 記者 : 行本尚史 印刷
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+クリスチャンのオルガニスト、東日本大震災とドイツ放浪の新刊本 15日に東京で出版記念コンサート
10月15日(土)に汐留ホールで行われるコンサート「紙屋信義ライブ~『風の音に惹かれて』~」のチラシ。左は紙屋さん、右は新著『風の音に惹かれて 東日本大震災とドイツ放浪』(2016年6月、自分流文庫)
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東日本大震災とドイツ放浪で人生の挫折を味わったクリスチャンのパイプオルガン奏者で東海学院大学准教授の紙屋信義さん(50)が、新しい著書『風の音に惹かれて 東日本大震災とドイツ放浪』(2016年6月、自分流文庫)を出版したのを記念して、15日(土)午後6時半から、東京都港区の汐留ホールで移動式パイプオルガンによるコンサート「紙屋信義ライブ~『風の音に惹かれて』~」を開く。

著書は、1. パイプオルガンと東日本大震災、2. 原発事故の影響、3. ドイツ移住の準備、4. ドイツの暮らし、5. 再び日本へ、という5つの章から成る。自身とキリスト教会との関わりについても触れている。東京で大学教員を務めていた著者が、2011年3月に起きた福島第一原発事故の影響を恐れて13年夏にドイツへ移住することを選んだのをきっかけに、人生の挫折や苦難を経験した自らの歩みとともに、人生や仕事の意味をつづっている。

同書で紙屋さんは、そうした経験を通じて自らが得た8つの教訓として、「① 起きることが起きる。それ以外は決して起きない。② 人に与えたものは、必ず自分に返ってくる。③ 今あるものに感謝し、許しの気持ちを育む。④ 心が開くと笑顔になる。⑤ 過去への執着を手放す。⑥ 成功するまで諦めない。⑦ 『今ここ』に生きる。⑧ 人は生かされている」と記している。

「キリスト教というのは、ある意味で人生の土台」と、紙屋さんは12日、本紙との電話インタビューで自らの信仰について語り、「音楽をやる上ではどうしても、特にパイプオルガンという楽器は、キリスト教理解なしにはやれない」と付け加えた。

「母方の祖父母がクリスチャンで、祖父母に連れられて日曜学校に行っていた」という紙屋さんは、中学3年生の時に、自身の出身地である長崎県にある佐世保ナザレン教会で洗礼を受けた後、パイプオルガン奏者を志して、南西ドイツ、シュトゥットガルト国立音楽大学で教会音楽とパイプオルガンを専攻して卒業した。

帰国後、オルガンの演奏活動と音楽教育の研究を行い、府中の森芸術劇場および安土文芸セミナリヨ・オルガン講師、立教女学院短期大学非常勤講師、千葉大学助教授、東京未来大学准教授、玉川大学准教授、滋賀短期大学特任准教授を歴任。パイプオルガンとピアノのための音楽教室「オルゲル音楽院」を東京の浅草橋に創設した。また、10年間通った日本基督教団愛泉教会(埼玉県加須市)で定期的な礼拝の奏楽やコンサートも行った。

家族で移住したドイツから14年春に単身帰国した後、同年春にハウステンボス音楽祭に参加。同年夏から15年冬まで、障がい者福祉施設「らいふステージ」で生活支援員および音楽療法士として勤めた。

15日のコンサートでは、バロック音楽「パッヘルベルのカノン」の他、童謡「赤とんぼ」、演歌「川の流れのように」、ポップス「ユーレイズミーアップ」、そして紙屋さんが作詞・作曲した「風の音に惹かれて」「夢を諦めない」「心の故郷」の弾き語りも披露する。

紙屋さんがこれまでに発表したCDには、単独のものでは、「大フーガ~ドイツのオルガン名曲集」(11年)、「トッカータとフーガ ドイツのオルガン音楽~バッハとその周辺」(07年)、オムニバスでは、「G線上のアリア~15 ヴァリエーションズ~」(12年)、「マリア×マリア~アヴェ・マリア作品集~」(10年)、「カノン×カノン~パッヘルベル・カノン・ヴァリェーション~」(09年)がある。

プロフィールなどの詳細は、紙屋さんのホームページ「風の音に惹かれて~東日本大震災とドイツ放浪~」に掲載されている。

なお、コンサート会場への交通は、都営大江戸線およびゆりかもめ東京臨海新交通臨海線の汐留駅下車、徒歩1分。入場料は千円。問い合わせは自分流プロジェクト(担当:高田、〒101−0052東京都千代田区神田小川町3−10振天堂ビル5F、電話:03・3296・1090、FAX:03・3296・1092、メール:info*jibunryu.com[*を@に替える])まで。

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