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中国政府、「家の教会」事実上黙認へ

2013年4月12日21時52分 印刷
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 中国宣教の専門家らによると、中国政府は、これまで政府の認可を受けず「家の教会」として信仰活動を続け、信徒が急増している地下教会について、事実上黙認する見通しだという。11日付の米ゴスペルヘラルド紙が報じた。

 中国国内のキリスト教徒数は、今後も急速に増加し続ける見込みだ。

 ミッション・イン・チャイナ・インターナショナル(MICI)創設者で牧師のスティーブン・レイ・チェン氏は、「地下教会が穏やかで、政府に対して中立で、注目を引くような活動をしない限り、政府当局によって抑圧されることはないだろう。中国本土のキリスト教会において、いわゆる『迫害』がこれ以上公に実施されることはなくなるだろう」と話す。地下教会の活動の安定と社会との調和が近年顕著となり、政府当局にも認知されるようになってきたからだと分析する。

 中国政府に詳しいある専門家は、「政府当局はこれ以上地下教会を迫害することはないが、今後はキリスト教徒が善良な市民として社会と調和を保って暮らしていけるか、また社会の信用を得て、社会の腐敗を解決すべく努力する姿勢を見せるかを注視する方針だろう」と話す。

 チェン氏は、「中国政府の新指導者は、中国の発展と社会の調和のためにキリスト教がよい影響を与えるよう促すだろう。今後はキリスト教に対する中国国内の環境はより開放的となり、緊張のほぐれた雰囲気が続くだろう」と話す。

 ただチェン氏によると、地下教会の黙認は、政府当局の「方向性の結論」に限ったものだという。

 中国国内ではこれまで、政府による地下教会に対する激しい迫害があった。チェン氏は、「地域当局が中国政府の見解に同調せず、地下教会に対して敵対的な姿勢を取り続ける可能性もある」と指摘する。また、「新疆(シンチアン)ウイグル自治区のような宗教活動や社会的な非政府活動を特に監視しなければならない地域では、今後も地下教会に対して厳しい監視があるだろう」と話す。一方で、「中国政府は、社会問題として長らく続く不正行為を問題視している。キリスト教に対する不正な見方もこのような社会的な摩擦を反映した結果であるとも私は見ている。中国は大国だ。どの分野においても不正が摘発されている」と指摘した。

 中国の諸教会が立ち向かうべき今後の課題についてチェン氏は、「教会指導者と信徒の霊性を養うことにより注視していく必要があると感じている」と述べ、「地下教会の多くの信徒はまだ霊的に幼い段階にある。霊的な養育が必要だ。さらにその多くは名ばかりのキリスト教徒であって、まだ霊的に生まれ変わっていない。教会の牧師や指導者には体系立った訓練が必要だ」と指摘した。

 中国の首都北京については、「地下教会がもっとも急速に成長している地域の一つとも言える。数百人規模の教会が次々に誕生しており、ここ数年で礼拝出席者数は指数関数的に上昇している。聖書教育を行うミニストリーが盛んで、大学生の信徒数が一般信徒数の4倍にもなっている。北京の大学に通う6割以上もの学生が聖書を学ぶことに興味を示している」と語った。

 チェン氏は、中国の教会にとって今後10年間が重要だと指摘する。チェン氏は引き続き、中国国内の教会と海外の中国人教会のための祈りと支援を呼び掛けている。


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