【CJC=東京】米福音ルーテル教会(ELCA)南部カリフォルニア・シノッドは5月31日、公然同性愛者のR・ガイ・アーウィン牧師を監督に選出した。任期6年。同派で同性愛聖職者を容認してから4年後に初の登場となった。
「女性叙階の時のような、歴史的転換点。文化が変わったことを示す兆候の一つなのだ」と、同派に属す著名な神学者マーティン・マーティー氏は言う。
アーウィン監督は先住民の同派監督としても初めて。エール大学で博士号、修士号を取得、大学や神学校で教育に携わり、カリフォルニア州キャノガパークのフェイス・ルサラン教会牧師、カリフォルニア・ルサラン大学神学教授。
同派は9638教会、会員400万人以上と米国ルーテル派では最大規模だが、1987年創設以来、会員減少に見舞われており、同性愛聖職を容認した後の2010、11両年には50万人近く減少した。
教会単位で同派を脱退し『北米ルーテル教会』に加盟したところもある。また在外教会では、エチオピア・ルーテル教会は同派との関係を断絶した。
今回の選出は、米ルーテル派では2番目に大きいルサラン・チャーチ・ミズーリ・シノッドとの関係にも影を落としそうだ。より保守的なミズーリ・シノッドとは社会問題での立ち位置が相当異なっているものの、災害救援、難民・移民対策などでは協力してきた。
カリフォルニア州南部では、聖公会で最初の公然同性愛者のメアリー・グラスプールさんが2009年にロサンゼルス補佐主教に選出されており、同地での同性愛容認の傾向がひときわ目を惹くことになった。
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