こころの手帳
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こころの手帳(23)甘えと信仰 浜原昭仁
皆さんは「甘え」と聞くとどんな印象を持たれるでしょうか。「あなたの考えは甘い」「甘ったれている」など否定的な意味で使われることが多いですが、「甘え」は人間の心の成長になくてはならない心性だと感じています。
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こころの手帳(22)命の欲動と死の欲動 浜原昭仁
今回は人の心にある「命と死」の2つの本能についてお話をさせていただきます。ソロモン王の神の知恵を表す大変有名なお話です。2人の遊女が同じ家に住んでおり、2人は同じような時期に赤ちゃんを産みました。
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こころの手帳(21)病気の原因論と目的論 浜原昭仁
人は病気になると、病気そのものの苦しみと同時に、なぜ私がこんな病気になったのかという思いに悩まされます。多くの人たちは過去にその原因を求めます。ある人は祖先が悪いことをしたからその報いを受けているのだと言います。
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こころの手帳(20)新型うつ 浜原昭仁
ここ数年「新型うつ」という言葉をよく見聞きするようになりました。「息子は新型うつではないでしょうか」と心配して、親が相談に来ることもあります。この病名はマスコミが広めた造語で医学的な正式病名ではありません。
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こころの手帳(19)依存症 浜原昭仁
依存症とは、良くないと分かっていながら、やめたくてもやめられない繰り返しの行為で、近年著しく増加しています。多くの依存が知られていますが、アルコール依存症、薬物依存症、ニコチン依存症、ギャンブル依存症、インターネット依存症、ゲーム依存症、性依存症(ポルノ依存症)、共依存症(人間関係にとらわれ依存している)、過食症などが代表的なものです。
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こころの手帳(18)愛された人は愛する 浜原昭仁
現在のカウンセリングの基礎を築き上げたアメリカのカール・ロジャーズは、次のように言っています。「人が本当に必要としている最も大切なものは、人に受け入れられ、愛されることだ。人は、他の誰かに、無条件で受け入れてもらうという体験により成長する」
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こころの手帳(17)自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)浜原昭仁
自閉スペクトラム症(自閉症の最新の名称)とは、発達障害の代表的な疾患で、対人関係の障害、コミュニケーションの障害および想像力の障害が幼少時から認められることが特徴です。
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こころの手帳(16)両親と不安―「ありのまま」と「あるべきもの」― 浜原昭仁
心の成長に両親がどのような役割を果たしているか、それがうまくいかないときに、人の心はどのように病んでいくのかに関しては、さまざまな考え方があります。
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こころの手帳(15)強迫性障害 浜原昭仁
強迫性障害は、振り払うことができない思考や衝動にはまり込んで身動きがとれなくなる心の病気です。安全で確実な生活を送りたいのに、それを脅かす恐れや不安がわき起こるのです。
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こころの手帳(14)生きる意味―フランクルの実存療法― 浜原昭仁
ビクトール・フランクルという精神科医をご存じでしょうか。ウイーンで生まれ育ち、4歳の頃にすでに「いつかは僕も死ぬ。そうなれば僕が生きている意味とは何だろう」という疑問を持ったといいます。
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こころの手帳(13)注意欠如多動症(ADHD) 浜原昭仁
近年、学校や医療で発達障害が注目されています。発達障害の人は生まれつき脳の機能のバランスが悪く、ユニークな行動パターンを持っているため、幼児の時から症状が現れ、成長するにつれ自分自身が多くの人と違うという違和感や生きづらさを感じます。
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こころの手帳(12)双極性障害(躁うつ病) 浜原昭仁
気分の浮き沈みは誰にでもあることで、それ自体は病気ではありません。これに対して双極性障害は、その浮き沈みの程度が著しく、気分の高ぶった状態(躁)や落ち込んだ状態(うつ)が長期間続き、しかもこれを周期的に繰り返す病気です。
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こころの手帳(11)認知行動療法② 浜原昭仁
人には幼い時から身に付けてきた考え方の癖というものがあります。その中でも、意識しなくても自然にわき起こる考えを「自動思考」と呼び、まずこの部分を意識できるようになることが認知行動療法のスタートです。
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こころの手帳(10)認知行動療法① 浜原昭仁
認知行動療法とは、その人の物事のとらえ方のパターンを変えることによって、うつや不安を治す治療方法です。私たちは「辛い出来事」が起こることで、「落ち込む」と思ってしまいますが、これは正しくありません。
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こころの手帳(9)うつ病 浜原昭仁
だれでも大きな失敗や人間関係の問題が起こると、気分が落ち込むことがあります。しかし、たいていの場合は、数日で回復してまたがんばろうという気持ちがわいてきます。
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こころの手帳(8)パニック障害 浜原昭仁
パニック障害はある日突然、めまい、動悸、呼吸困難といった体の症状とともに激しい不安が発作的に起こる病気です。時には救急車で病院に運ばれますが、医師の診察を受けても身体にはどこも異常なところが見つかりません。
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こころの手帳(7)社会不安障害 浜原昭仁
社会不安障害(社交不安障害、SAD)とは、人の注目を浴びている時に大きな失敗をして、恥をかいてしまうのではないかということを強く恐れる病気です。
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こころの手帳(6)リストカット 浜原昭仁
リストカットとは、強いストレス、孤独、寂しさ、焦燥感、怒り、自己嫌悪などのために手首をカッターやかみそりなどで切り裂く行為のことで、特に未婚の女性に多く見られます。
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こころの手帳(5)フロイト思想の現代への影響② 浜原昭仁
フロイトは、「心の現象は、すべて無意識の心的な法則にしたがっている。外傷体験によりその人の性格や人生がすべて決まってしまう」という心的決定論を展開しました。科学的な根拠が乏しいままに、このような概念は広く世界に広まっていきました。
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こころの手帳(4)フロイト思想の現代への影響① 浜原昭仁
ジークムント・フロイトは1856年、アシュケナジー系ユダヤ人としてオーストリアに生まれ、温かい母の愛の元で育ちました。彼が開発した精神分析法は従来の精神医学の流れを大きく変え、徐々に20世紀前半の心の治療の主流になっていきました。
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