-
これまでに出会った最高のキリスト教映画 「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」
近年「キリスト教伝道映画」の概念が変わりつつある。そんな中、現時点において最高の「キリスト教映画(決して伝道映画ではない)」に出会った。それが「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」である。
-
神による芸術を通しての報復の物語 「ある画家の数奇な運命」
上映時間189分。あの大作「タイタニック」と同じである。芸術的な観点から見ても、本作は他の追随を許さない圧倒的な存在感を放っている。もし観て損をしたと思うなら、私が代金を補填してもよいと自信を持って言える、今年ナンバーワン候補の作品である。
-
映画「ステップ」から見る「神の子」としての私たち
2020年夏は、コロナ禍でハリウッド超大作が一本も公開されないという異常事態となった。日本では「緊急事態宣言」が解除された後、細々と映画館も再開した。そして本来春に公開されるはずだった作品が、軒並み夏休み映画として公開された。
-
ジム・カヴィーゼル、「パッション」続編は「史上最大の作品」
2004年にメル・ギブソン監督の映画「パッション」でイエス・キリスト役を演じたジム・カヴィーゼルが最近、続編「レザレクション」(仮題)についてメディアの取材に応じ、作品への大きな期待を語った。
-
中国政府の人権迫害に迫る映画「馬三家からの手紙」 ネット配信スタート
中国政府による人権迫害を取り上げた映画「馬三家(マサンジャ)からの手紙」のネット配信が、18日からアマゾン・プライム・ビデオなど計16の動画配信サービスで始まった。
-
映画「星の子」 「宗教」を信者二世の視点で内側から描いた斬新な一作
第157回芥川賞候補にもなった今村夏子の原作小説を映画化。特異な家庭環境に生まれた15歳の少女の視点を通して、家族とは?宗教とは?という「古くて新しい問い」に、現代的な回答を提示するユニークな一作である。
-
映画「青くて痛くて脆い」に見る現代若者群像
住野よるの同名小説を原作とした映画「青くて痛くて脆(もろ)い」。主演は今をときめく吉沢亮、杉咲花。前回、映画化された「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」のような純愛ドラマを期待したら、大きなしっぺ返しを食らうことになる。
-
映画「ファヒム パリが見た奇跡」 「才能」のすさまじさと、それを受け止める懐の深さ
父に連れられ、バングラデシュから政治難民としてフランスへ国外逃亡した天才チェス少年ファヒム。彼がフランスの全国大会で優勝したことで国民の注目を集め、結果として家族でフランスへ移住できるようになったという実話を基にした映画が本作である。
-
【追悼】チャドウィック・ボーズマン 映画「ブラックパンサー」が現代社会に訴えるもの
映画「ブラックパンサー」(2018年)でワカンダ王国の若き国王(ティ・チャラ)を演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンが、現地時間8月28日に他界した。原因は大腸がん。43歳の若さであった。
-
これぞ求めていた「大人の」キリスト教映画!「WAVES/ウェイブス」に見る「愛のかたち」
「大人のきのこの山」ではないが、もう少し「控えめながらもインパクを与える」ことのできる「大人の」キリスト教映画はないものだろうか。そして数年ぶりに、ついに巡り合ったのが本作「WAVES」である。
-
大ヒット曲誕生に秘められた感動の実話 映画「アイ・キャン・オンリー・イマジン」日本公開決定
全米で250万枚以上のセールスを記録したクリスチャン音楽の大ヒット曲「I Can Only Imagine」(2001年)の誕生秘話を描く映画「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」が、11月13日から日本で公開されることが決定した。
-
人間の「罪性」と「負の連鎖」をまざまざと見せ付ける秀作「MOTHER マザー」
いわゆる「毒親」の話である。実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て、大森立嗣監督がオリジナル脚本で描き出した「問題作」。観終わって松本清張の小説を映画化した「鬼畜」を思い出した。本作はある意味、令和版「鬼畜」なのかもしれない。
-
2020年夏秋、米で公開のキリスト教映画4作
新型コロナウイルスにより、全米の映画館は大きな打撃を受けているが、各種ストリーミング・サービスでは、キリスト教をテーマにした映画の配信が続いている。米国で今年の夏から秋にかけて公開されるキリスト教映画4作品を紹介する。
-
「グレース・オブ・ゴッド」 被害者視点で描かれた神父事件が問う「それでも神を信じますか?」
2016年1月に捜査が開始された「プレナ神父事件」。フランスのカトリック神父が信者家庭の少年たちに性的暴行を加え続けていたことを告発するこの事件は、カトリック界に激震を与えるものとなった。
-
「黒人のモーセ」と呼ばれた元奴隷女性の半生 歴史と信仰が見事にシンクロした伝記映画「ハリエット」
映画のタイトル「ハリエット」とは、米国の新20ドル紙幣に肖像が採用された元奴隷のアフリカ系米国人女性、ハリエット・タブマンのことである。米国では「最も有名な人物トップ10」で第9位に選ばれる、伝説的な超有名人の一人である。
-
「許された子どもたち」が示す「赦される」ことの必要性
「先生を流産させる会」「ライチ☆光クラブ」「ミスミソウ」など、作品を発表するたびに賛否と論争を巻き起こす内藤瑛亮(えいすけ)監督が、8年の歳月をかけて構想し、自主映画として完成させた一作。それが「許された子どもたち」である。
-
「死線を越えて」「一粒の麦」 賀川豊彦の映画を5月末まで限定公開
ノーベル平和賞候補にも選ばれたキリスト教社会運動家、賀川豊彦に関する貴重な映画作品が、ユーチューブで公開されている。新型コロナウイルスの影響で休館中の賀川豊彦記念松沢資料館が、外出自粛の中、自宅で観られるよう5月末までの期間限定で公開した。
-
時代が作品を傑作に押し上げた! 今こそ観るべきパンデミック映画「コンテイジョン」
今だから言えることだが、これは「ありそうであり得ない」というSF映画の常識を覆し、「あり得なさそうであり得た」作品である。言い換えるなら、新型コロナウイルスのまん延が、この作品を傑作と呼ばないわけにはいかなくさせた、ともいえよう。
-
「赦しのちから」 キリスト者の神髄を見事に描いた直球の人間ドラマ!
公開前なので詳細は言えないし、ネタバレも最小限に抑えたい。しかし、それでも語らなければならないのは、本作では「あなたは誰か?」という人間普遍の問いに対し、明確に「クリスチャンです」と回答していることである。
-
中国の悪名高き労働教養所の実態伝える 「馬三家からの手紙」監督インタビュー
中国の悪名高き「馬三家(マサンジャ)労働教養所」の実態を伝える映画「馬三家からの手紙」が、21日から公開される。中国政府の弾圧に苦しむ法輪功学習者やクリスチャン、ウイグル人、人権弁護士と交流を重ねてきたレオン・リー監督に話を聞いた。
人気記事ランキング
-
ジーザスと私(13)これでは元も子もない 桜井知主夫
-
日本基督教団、聖路加チャプレン性加害事件の被害女性に回答書
-
永遠に残るもののために 安食弘幸
-
米国際宗教自由委、アゼルバイジャンを信教の自由「特に懸念のある国」に初の指定勧告
-
立教大学と同志社大学が協定締結 「キリスト教教育の多様性と新たな可能性を開く」
-
犬も歩けば棒に当たる的な(その1)
-
ワールドミッションレポート(5月9日):中国 足のなえた者も獲物をかすめる(6)
-
スコセッシ監督、イエスの生涯描く新作で「沈黙」主演のガーフィールドを起用か
-
ヨハネ福音書を読む(56)「さあ、ここから出かけよう」―捕らえられる直前のイエス様― 臼田宣弘
-
ハンガーゼロ、沖縄事務所元職員が1200万円以上を横領 内部調査報告書を発表
-
クリスチャン詩画作家の星野富弘氏死去 頸髄損傷で体不自由に、口にくわえた筆で創作
-
日本基督教団、聖路加チャプレン性加害事件の被害女性に回答書
-
ピアニストでカトリック信者のフジコ・ヘミングさん死去、92歳
-
合同メソジスト教会、同性愛容認へ大きな方向転換 保守派の大量離脱で
-
立教大学と同志社大学が協定締結 「キリスト教教育の多様性と新たな可能性を開く」
-
加藤常昭牧師死去、説教塾を主宰 日本基督教団隠退教師
-
ハンガーゼロ、沖縄事務所元職員が1200万円以上を横領 内部調査報告書を発表
-
スコセッシ監督、イエスの生涯描く新作で「沈黙」主演のガーフィールドを起用か
-
北海道キリスト教書店が2024年度で閉店、店舗営業は10月末まで
-
永遠に残るもののために 安食弘幸
-
クリスチャン詩画作家の星野富弘氏死去 頸髄損傷で体不自由に、口にくわえた筆で創作
-
日本基督教団、聖路加チャプレン性加害事件の被害女性に回答書
-
ピアニストでカトリック信者のフジコ・ヘミングさん死去、92歳
-
加藤常昭牧師死去、説教塾を主宰 日本基督教団隠退教師
-
北海道キリスト教書店が2024年度で閉店、店舗営業は10月末まで
-
ハンガーゼロ、沖縄事務所元職員が1200万円以上を横領 内部調査報告書を発表
-
合同メソジスト教会、同性愛容認へ大きな方向転換 保守派の大量離脱で
-
第48回日本カトリック映画賞に「ただいま、つなかん」 晴佐久神父「『復活』の映画」
-
立教大学と同志社大学が協定締結 「キリスト教教育の多様性と新たな可能性を開く」
-
世界のカトリック信者、1パーセント増加 司祭・修道者・神学生の数はいずれも減少