わが人生と味の道(69)エデンの園の食卓・その8 健康管理 荘明義

2017年11月2日06時16分 コラムニスト : 荘明義 印刷
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家内は10年間、薬を飲んできました。しかしある時、友人から勧められた食事療法がうまくいき、血圧が安定してきたのです。それからどうしたかというと、これは勧めているわけではありません、病院からもらった血圧の薬をカッターナイフで半分に切りました。それを2、3週間続けて、安定してきたら、またさらに半分にする。最終的には6分の1まで切っていきました。

でも、やはり誘惑に負けてしまいます。ハーゲンダッツのアイスクリーム、かば焼き、とんかつ・・・。家内があんまりきついと言っているのを見るのは、こっちもつらいのです。「じゃあ、もういいよ。薬を始めよう。ただし、同じ抗生物質よりは、少しでも安全な漢方薬にしよう」ということで、漢方の薬を探して飲み始めました。

ところが、漢方もやはり薬なのです。薬というのは、短い期間使うのはいいのですが、長く使うと、たとえどんな薬であっても、良いというものはないのです。実際、その時に頂いていた薬も「これは飲み過ぎると胃がただれて、血圧にあまり効果がある薬ではないね」と後で言われました。

ある方の紹介で、東京駅の八重洲口から徒歩10分の鶴見クリニックに行きました。診察室に入ると、先生が最新機器の帽子をかぶらせるのです。すると、家内の健康状態がリアルタイムで出てきました。それで分かったことは、「脳の血管がつまっているね。良かったね、今日来て。1カ月たったら、クモ膜下で倒れていたかもしれないよ」。腎臓にも石があり、肝臓も弱って大腸真っ黒け。

「3カ月間、食事を全部変えなさい」ということで勧められたのが、とにかく食事はすべて生。野菜も生、果物も生。できるだけ無農薬に近いもの。添加物は一切なし。いいのは生野菜と果物、あとは漬け物。漬け物がどうしていいかというと、中に乳酸菌があるからです。

実は、私たちが普段、食事の中で一番気を付けなければいけないのは、どれだけ健康な腸を管理できるかということなのです。腸の中には、善玉菌と悪玉菌、そしてもう1つ、どっちつかず菌というのがあります。その菌は、悪玉が増えると悪玉に行き、善玉が増えると善玉に行くという非常にふらふらしたもので、「日和見菌」と呼ばれています。

ですから、良いことをやっている人はどんどん健康になる。逆に、悪い人はどんどん悪くなっていく。なぜか。その根源に気を配っていないからです。

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荘明義

荘明義(そう・あきよし)

1944年中国・貴州省生まれ。4歳のときに来日、14歳で中華料理の世界に入り、四川料理の大家である故・陳建民氏に師事、その3番弟子。田村町四川飯店で修行、16歳で六本木四川飯店副料理長、17歳で横浜・重慶飯店の料理長となる。33歳で大龍門の総料理長となり、中華冷凍食品の開発に従事、35歳の時に(有)荘味道開発研究所設立、39歳で中華冷凍食品メーカー(株)大龍専務取締役、その後68歳で商品開発と味作りのコンサルタント、他に料理学校の講師、テレビや雑誌などのメディアに登場して中華料理の普及に努めてきた。神奈川・横浜華僑基督教会長老。著書に『わが人生と味の道』(イーグレープ)。

横浜華僑キリスト教会ホームページ
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