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「建築と聖書」カフェ 東大名誉教授香山壽夫さんを迎えて 関智征

2017年4月20日13時25分 コラムニスト : 関智征 印刷
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1. 聖書の中の建物

聖書の中には「建築」のたとえが出てきます。「創世記」の冒頭は、創造主が天地万物を「ことば」によってつくった話です。その後も、ノアの箱舟、バベルの塔、幕屋、エリコの壁、ソロモンの神殿・・・。建物に関するストーリーは、聖書の随所に出てきます。

イエス・キリストも「岩の上に自分の家を建てた賢い人」「砂の上に自分の家を建てた愚かな人」を比べています。また、神に対する信仰を「隅の親石」「狭き門」としてたとえています。イエスが大工だったことを考えると、建物のたとえ話が出ることも、自然なことではないでしょうか。

2.人が教会か、建物が教会か

私は明治のキリスト者、内村鑑三(無教会)の著作をきっかけに、キリスト者になりました。内村は「神の教会は、全宇宙なり」と言いました。大自然、天地万物こそが神の教会だ、ということです。

私は、内村の影響を受け、教会の建物よりは、中に集まる人の信仰こそが大切だと考えていました。2人または3人が、キリストの名によって集まるところにキリストがいる。教会とは、人の集まりなので、どこで集まるかは、さほど問題でない、と思っていたのです。

しかし、建築家・香山壽夫(こうやま・ひさお)さんのお話を伺っているうちに、信仰において建物が果たす役割の大きさに気付かされました。「壁が悪いのではない。不当な壁が悪いのだ」「天地創造は分ける作業である」など、香山さんのお話は目からウロコでした。香山さんと出会い、聖書の読み方も変わりました。

思えば、モーセの時代の幕屋、ソロモンの神殿の構造も、福音の真理と密接な関係があります。建物と信仰に対する私の考えは、ここ数年で、ずいぶんと変わりました。

3. 建築の視点で聖書を読むと何が見えてくるか?

今回、香山壽夫さんをお招きして、「信仰」「美」「共同体」などを共に考える「聖書 ✕ α カフェ」という場を企画しました。香山壽夫さんのスピーチを聞いた後、夕食を頂きながら、参加者同士がテーマについて話し合ったりもします。

「聖書を建築という視点から読み直したら、どうなるか知りたい」「キリスト教文化と建築の関係を学びたい」「建築プロフェッショナルの土台にある価値観を知りたい」という方の参加をお待ちしております。

☆☆☆『建築デザインとキリスト教』~ことばと建築~☆☆☆
・日時:2017年4月26日(水)午後7:15~8:45 (開場午後6:45)
・場所:〒103-0022東京都中央区日本橋室町4-3-18東京建物室町ビル3Fロングライフ
・参加費:4千円(食事付き、当日払い)
・講師プロフィール:香山壽夫(こうやま・ひさお)=建築家、東京大学名誉教授。「彩の国さいたま芸術劇場」で村野藤吾賞、日本建築学会賞、「聖学院大学礼拝堂・講堂」で日本芸術院賞。『荒野と開拓者』(丸善)など著書多数。

申し込みなど詳細はこちら

関智征

関智征(せき・ともゆき)

ブランドニューライフ牧師。東京大学法学部卒業、聖学院大学博士後期課程修了、博士(学術)。専門は、キリスト教学、死生学。論文に『パウロの「信仰義認論」再考ー「パウロ研究の新しい視点」との対話をとおしてー』など多数。

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