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フランクフルトが喉に詰まり、小5女児が死亡する事故 四国中央市・新宮少年自然の家

2016年8月19日21時39分
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ソーセージ+
ソーセージ ※ 写真はイメージです。(写真:Yuichi Sakuraba)

愛媛県四国中央市の教育施設「新宮少年自然の家」で18日、野外活動に参加していた小学5年の女子児童(10)=同市=が、フランクフルトソーセージを喉に詰まらせ、死亡する事故があった。NHKなどが伝えた。

NHKや朝日新聞によると、18日午後0時半ごろ、新宮少年自然の家で学校の野外活動に参加していた女児が昼食中、フランクフルトを喉に詰まらせた。隣にいた引率教諭が気付き、女児の背中をたたくなどの応急処置を取り、約10分後に到着した救急隊員が器具を使ってフランクフルトを取り除いて病院へ搬送したが、女児は約7時間半後の午後8時ごろに死亡した。

女児が食べていたのは、直径約2・5センチ、長さ約9センチのフランクフルトを半分に切ったもの。産経新聞によると、串に刺した状態で食べていたという。日本テレビによると、救急隊員が到着してフランクフルトを取り除いた時点で、女児は既に心肺停止の状態だったという。

野外活動は、小学5年生86人と引率教諭11人が参加して、17日から2泊3日の日程で行われていた。事故があったのは2日目の昼。2日目は予定通り宿泊したが、女児が死亡したため、他の生徒らは3日目の19日は時間を繰り上げて帰宅したという。

NHKによると、四国中央市教育委員会の伊藤茂教育長は「児童のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。2度とこのような事故が起こらないよう、安全指導を徹底したい」とコメント。事故後の対応には問題はなかったとする見解を示したものの、「今後にいかすためにも対応を検証していく必要はあると思う」と語った。

朝日新聞によると、死因は誤嚥(ごえん)による急性肺障害。日本気管食道科学会のホームページによると、誤嚥とは、食物などが何らかの理由で誤って喉頭と気管に入ってしまう状態をいう。

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