Skip to main content
2025年8月3日07時46分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
愛による全面受容と心の癒やしへの道

愛による全面受容と心の癒やしへの道(7) 峯野龍弘牧師

2012年9月24日23時57分
  • ツイート
印刷
関連タグ:峯野龍弘
峯野龍弘牧師+

第2章 ウルトラ良い子の特質
2)本質志向性(続)

ところでよくこんな質問に遭遇します。既に不登校になって久しく、家にいてもほとんど部屋に引きこもり、自室に家族さえ入らせず、昼夜逆転し、その上更に何か注意しようものなら途端に逆切れし、どなり散らし、大暴れするわが子について、「先生どこがウルトラよい子なのですか。うちの子は何一つ是々非々を弁えられず、いつになっても幼稚で、まともなことは何一つできず、そのくせ他人を批判する段になると偉そうに、立派な口をきくのですが…」など、しきりに嘆かれるのです。

こうした彼ら病める子らの言動の中には、およそ健常人から見れば支離滅裂で、異常なほどに強烈な自己主張ばかりが目立ち、そこには何一つ卓越した本質志向性など見えてこないという場合が多いのです。しかし、それでいて彼らは依然本質志向性を持った人間であることに変わりはないのです。

何故そうなるのかと言えば、現在現われている異常行動、異常心理は、すべて彼らがそれほどまでに心傷つき病んでしまっていることのゆえであって、彼らはその見かけの現象や症状とは不連続に、あくまでも依然本質志向性を持ったウルトラ良い子たちなのです。ただその極度の抑圧とトラウマのゆえに、その本性が機能できず、停止状態になってしまっているばかりか、これは真に不思議なことなのですが、ほとんど多くの場合それが全く逆転して発症してしまうのです。

これこそが極度の抑圧とトラウマの悲劇、脅威と言えましょう。筆者は、この逆転症状の信憑性をこの種の多くの心病める青少年たちの事例の内に見届けてきました。これらの点に関しては、また後に詳述しましょう。

3)霊的志向性

次は、霊的志向性です。ウルトラ良い子たちは、生まれながらにしてこの霊的志向性に富んでいます。霊的志向性とは、霊的感性(霊感)が鋭く、目に見える可視的世界を越えて、目をもって見ることのできない不可視的世界に深い好奇心、探究心を抱き、死後の世界や永遠の世界、神の存在やその裁き、霊魂の存在やその滅び等に深い関心を持つ特別の性質(傾向性)を言います。筆者は、彼らを「生まれながらの宗教家」などと呼んでいます。彼らは、ことさらに誰かからこうした内容のことを聞かされたり、学んだわけではありませんが、幼いころより霊的関心が強いのです。

例えば、まだ3歳の小さな女の子で、通常の子供たちであったなら決してそれほどまでに死を恐怖しないはずなのですが、ウルトラ良い子は死を異常なほど恐れ、毎晩夜になるとなかなか寝つかれず、「わたしは死んだらどこに行くの?」としきりと母親に尋ね、困らせるケースがあります。

また中学生位の女の子で、よく占いや迷信に心ひかれ、これにのめり込んだり、騙されたりする子がいます。これらの子供たちの多くが、実は生まれながらのウルトラ良い子で、かつ霊的志向性に富んだ子供である場合が多いのです。ですからこうした子供たちをやみくもに「臆病な子」、「おかしな子」などと、軽く往なしたり、あしらったりしてはなりません。それが彼らの内に宿っている極めて大切な霊的志向性から出ている場合があるからです。その場合は、その真意をしっかりと受け止め、その霊的志向性が健全な形で伸びて行くように善導してあげる必要があるのです。

それなのにそれを放置し、のみならず嘲ったり、否定したりしていくと、後になってその充足されなかった思いや否定された悲しみの感情が屈折して、悪霊や呪詛などに引き回される異常心理や異常行動を引き起こさせる一大原因になりかねないからです。そして意外にこのような不幸なケースが、今日続出しているのです。異端やいかがわしい宗教に走る人々、また自ら神がかった言動をとる宗教的妄想に取りつかれた精神疾患者などの内に、実はこの種の人々が多く含まれているのです。

◇


峯野龍弘(みねの・たつひろ)

1939年横浜市に生れる。日本大学法学部、東京聖書学校卒業後、65年~68年日本基督教団桜ヶ丘教会で牧会、68年淀橋教会に就任、72年より同教会主任牧師をつとめて現在に至る。また、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会および同教会の各地ブランチ教会を司る主管牧師でもある。

この間、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン総裁(現名誉会長)、東京大聖書展実務委員長、日本福音同盟(JEA)理事長等を歴任。現在、日本ケズィック・コンベンション中央委員長、日本プロテスタント宣教150周年実行委員長などの任にある。名誉神学博士(米国アズベリー神学校、韓国トーチ・トリニティー神学大学)。

主な著書に、自伝「愛ひとすじに」(いのちのことば社)、「聖なる生涯を慕い求めて―ケズィックとその精神―」(教文館)、「真のキリスト者への道」(いのちのことば社)など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:峯野龍弘
  • ツイート

関連記事

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(9) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(8) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(6) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(5) 峯野龍弘牧師

  • 愛による全面受容と心の癒やしへの道(4) 峯野龍弘牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • ワールドミッションレポート(8月2日):中東某国 イエスのために全てを失った女性ミリアム(2)

  • ワールドミッションレポート(8月3日):エチオピアのランゴ族のために祈ろう

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 人生を「愚かさ」で終わらせない 万代栄嗣

  • 肯定的に考え、語ろう! 菅野直基

  • 東京神学大学元学長の山内眞氏死去、84歳

  • ワールドミッションレポート(7月29日):グローバル 沈黙の壁を超えて福音を響かせる

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(237)聖書と考える「初恋DOGs」

  • シリア語の世界(29)シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳(3)エゼキエル書からマラキ書まで 川口一彦

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • メディアに取り上げられるキリスト教のイメージを改善する4つの方法

  • 2025年参院選、クリスチャン候補者1人が当選 牧師2人は落選

  • 東京神学大学元学長の山内眞氏死去、84歳

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 「神の国」の実現を目指して 地域開発と福音宣教の国際会議「IKCD2025」

  • Gゼロ時代の津波石碑(6)アニミズムと創造神信仰―共振する心の襞 山崎純二

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • メディアに取り上げられるキリスト教のイメージを改善する4つの方法

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 肯定的に考え、語ろう! 菅野直基

  • 東京神学大学元学長の山内眞氏死去、84歳

  • シリア語の世界(29)シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳(3)エゼキエル書からマラキ書まで 川口一彦

  • 聖書のイエス(14)生ける水の川 さとうまさこ

  • 2025年参院選、クリスチャン候補者1人が当選 牧師2人は落選

  • ワールドミッションレポート(8月2日):中東某国 イエスのために全てを失った女性ミリアム(2)

編集部のおすすめ

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.