2025年10月2日13時33分

キリストの心と思いが与えられている恵み(4)真実を語る 加治太郎

コラムニスト : 加治太郎

モーセはイスラエルの人々の部族のかしらたちに言った、「これは主が命じられた事である。 もし人が主に誓願をかけ、またはその身に物断ちをしようと誓いをするならば、その言葉を破ってはならない。口で言ったとおりにすべて行わなければならない。またもし女がまだ若く、父の家にいて、主に誓願をかけ、またはその身に物断ちをしようとする時、 父が彼女の誓願、または彼女の身に断った物断ちのことを聞いて、彼女に何も言わないならば、彼女はすべて誓願を行い、またその身に断った物断ちをすべて守らなければならない。 しかし、彼女の父がそれを聞いた日に、それを承認しない時は、彼女はその誓願、またはその身に断った物断ちをすべてやめることができる。父が承認しないのであるから、主は彼女をゆるされるであろう。(民数記30:1~5)

今回の聖書箇所は、私たちが語る言葉について語っています。神様は、周囲に印象づけようとする偽善の姿勢から生まれた誓いや誓約を喜ばれません。私たちの「はい」や「いいえ」という言葉と、それに続く行動こそが、神様の真実さを明らかにするのに十分なのです(参照・マタイ5:33~37、ヤコブ2:17)。

言葉には力があります(参照・箴言18:21)。「できない」「死にたい」「自分は最低だ」「見た目がひどい」など、無意識のうちに、敗北の言葉を発していることはないでしょうか。

「『自分は最低だ』と言ったことを、今ここで取り消します」と宣言すれば、言葉の力でそれを無効にできます。そして「神様がそうであられるように、私たちもこの世にあってそうである。私はイエスのようである」(参照・1ヨハネ4:17)といった神様の御言葉を続けて告白しましょう。

自分が神の御姿に似せて造られたと信じるとき(参照・創世記1:27)、私たちは超自然的に、それに応じて行動を取るようになります。自分自身について正しく信じるからこそ、正しく行動するのです(参照・マタイ9:29)。

口にする言葉に注意しましょう。自分自身に向けた敗北の言葉は、一切許すべきではありません。それらは、私たちが主と共に、次のブレイクスルーを体験するのを妨げるからです。

GOD BLESS YOU!

<<前回へ

◇

加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。