2024年9月14日08時00分

信仰によって受け取る「神の義」という恵み(4)平安を通して聞く御声 加治太郎

コラムニスト : 加治太郎

水の中にいるすべてのもののうち、あなたがたの食べることができるものは次のとおりである。(レビ11:9)

神様は引き続き、モーセとアロンに語られます。私たちは、神様の御声をどのようにして聞くことができるでしょうか。

信じる者には神様の御霊が与えられており、その実には喜びと平安が含まれます。つまりクリスチャンにとっては、平安の実を結び続ける中で日々の信仰生活を歩むことが正常なのです。神様によってすでに平安が与えられているにもかかわらず、他の何かに平安を求めるのは愚かな選択です。アダムも、自分が神様のように創造されているにもかかわらず、神様のようになろうとしたことが原因で罪を犯しました(参照・創世記1:27、創世記3:5)。

では、私たちが心を守れず(参照・箴言4:23)、平安(参照・ガラテヤ5:22)の中で歩むことができなくなるのはどんなときでしょうか。それは、私たちの考え方が神様の御言葉と一致していないときです。この根底にある問題を神様に示していただき、御言葉を頂きましょう。

例えば、自分が関わりたくない人のことを考えると、怒りの感情が湧き出て、可能な限り脳裏からその人を排除しようと努力するでしょう。しかしその時、逆にその人の良い面を考えるように努めるならば、もう脳裏からその人を排除する必要はなくなります。むしろそれは神様が教えられていることと一致するので、考え続けてもよいでしょう(参照・ピリピ4:8)。そして、私たちの心には平安が戻ります。

時に聖霊様は、私たちにストップサインを与えられます(参照・使徒16:6、7)。神様は私たちに福音伝道することを命じられていますが、一人一人に具体的なご計画をお持ちなのです。神様の語られる通りに行い、方向修正が求められていないときには平安が保たれているでしょう。しかし神様がこれ以上継続することを願われないのであれば、ストップサインが出ます。そして、新たな道が開かれるのです。

神様がこのストップサインを私たちに与えてくださるときに、その御声を聞いて正しく方向修正し、前進し続けることができますように。

GOD BLESS YOU!

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加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。