2019年9月14日21時53分

なにゆえキリストの道なのか(212)奇跡を見れば信じる? 正木弥

コラムニスト : 正木弥

奇跡をぜひ見たい、見れば信じる。

奇跡を見たいというのは好奇心です。神様は、人間の好奇心を満たすために働かれるのではありません。奇跡は、人間をその必死の信仰によって救うために、あるいは、神の愛・正義・全能の力を貫徹するために、あるいは神のことばの真実であることを明らかにするためになされるのです。

まず信じて、神のため、神の真理のために必死で生きてみてください。そうすれば、他にどんな方法もなく、奇跡による救出が必要だというときには、奇跡で応えてくれるかもしれません。

見れば信じると言いますが、事実は、見ても信じない、あるいは、見てもそれが一時的な興奮だけに終わって、堅く信じることに結びつかないのが常です。

イエス・キリストが世にあって伝道しているときのことが記録されています、「イエスが彼らの目の前でこのように多くのしるしを行われたのに、彼らはイエスを信じなかった」と(ヨハネ12:37)。

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正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ