2019年7月6日19時04分

なにゆえキリストの道なのか(202)どうしても愛せない人がいる、どうすればいいか? 正木弥

コラムニスト : 正木弥

どうしても愛せない人がいる、どうすればいいか。

人は、互いに生い立ちや生活環境が違い、身体状況も違い、その他諸々の事情が違います。まず、「違う」ということを大前提に置いておかなければなりません。ここから、すべての人に好感を持つとか、持たれるとかいうわけにはいかないのが当然のことです。好感に至らないまでも、嫌悪感にまでならないようにしたいものです。無理に好感を持とうとしないで、違うんだと認めていけばどうでしょうか。壁は作らず、少し距離を置いて生きるのも悪くはないと思います。距離を置けば、悪感情に発展することがかなり防げるのではないでしょうか。

「互いに愛し合いなさい」との命令は、互いに好感を持ちなさい、ということではありません。互いにそのようにあることを理解し合い、その人を助ける必要があるときに助けるのでいいではありませんか。いつもベタベタと近くにいるのではなく、普段は離れていてもいいと思います。ただし、その人が危機に至ったときには助ける覚悟を普段から持ち、その人の究極の幸福のためになることを考え、計ってあげることが大事です。それが本当の愛です。その人が必要なときに、そのような観点から考え、動ける心構えがあるでしょうか。祈っていきましょう、祈り続けましょう。

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正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ