2026年5月8日19時17分

米南部バプテスト連盟、会員数減少も礼拝出席者数や受洗者数は増加

洗礼/バプテスマ
教会で洗礼を受ける男性(写真:BBC Creative)※ 写真はイメージで、記事の内容とは直接関係ありません。

米最大のプロテスタント教団である南部バプテスト連盟(SBC)の年次統計が発表され、会員数は減少が続いているものの、礼拝出席者数や受洗者数は増加し続けていることが明らかになった。

米キリスト教世論調査機関「ライフウェイリサーチ」は5日、SBCの教勢をまとめた2025年の「年次教会概要」(ACP)に関する記事(英語)を公開した。それによると、SBCの25年の会員数は、24年の1272万人から3%減少し、1233万人となった。

一方、SBCの加盟教会全体の礼拝出席者数(週平均)は446万人で、24年の430万人から増えた。増加は4年連続。

教会学校・聖書の学び会・スモールグループの出席者数も増加し、24年は256万人だったのが、25年は265万人となった。

さらに、25年の受洗者数は26万3千人で、24年の25万人から5%近く増加した。5年連続の増加で、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を上回った。5年連続の増加は過去75年で初めてで、25年は会員47人につき1人がバプテスマ(洗礼)を受けた計算になる。

SBC執行委員会のジェフ・イオルグ議長兼最高責任者(CEO)は、「SBCが、バプテスマ、礼拝出席、聖書の学び会への出席といった主要な指標において成長を示し続けていることに感謝しています」と述べた。

「SBCの諸教会は、私たちが協力して果たすべき使命である、福音を伝え、弟子をつくることに焦点を当てています。他にも多くの問題が私たちの注意を引こうと競い合っていますが、牧師たちはこれまで以上に、私たちの核心的な使命に集中しようと決意を固めているようです」

米国の他の多くの教団と同様、SBCは近年、会員数や教会数の減少に直面しているが、依然として同国最大のプロテスタント教団であり続けている。

SBCは22年、過去1世紀で最大の会員数減少を経験した。この年の統計によれば、1年間で45万7千人が減少し、会員数は1322万人となった(関連記事:米南部バプテスト連盟、昨年45万人以上の会員減少 過去100年で最大)。

ライフウェイリサーチのスコット・マコネル所長は当時、減少の多くは近年の会員記録の更新に起因するものだと述べていた。

「私たちが見ている会員数の減少の大半は、何年も前に各教会に所属するのをやめた人たちを反映しており、会員の登録情報の更新はようやく追いついてきています。教会の会員数の合計は、死亡や退会による減少のみならず、増加も逐一反映させていますが、多くの教会は、もう所属していない人の登録を抹消するのに時間がかかっています」

1950年の会員数707万人と比べると、2025年の会員数1233万人は、それを数百万人上回る規模だが、最盛期だった06年の1630万人に比べると、400万人近く減少している。会員数の減少は19年連続で、1229万人だった1973年と同程度の水準にまで低下している。