クリスチャンでもそうでなくとも、天国の様子は知りたいものです。聖書の記述によると、天国はとても素晴らしい、口で言い表すことのできないパラダイスだと言います。
ヨハネの黙示録では、ヨハネが、神から見せていただいた天の様子を具体的に記述しています。
1. 開いた門
1)その後、私は見た。見よ。天に一つの開いた門があった。また、先にラッパのような声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った。「ここに上れ。この後、必ず起こる事をあなたに示そう。」2)たちまち私は御霊に感じた。すると見よ。天に一つの御座があり、その御座に着いている方があり、3)その方は、碧玉や赤めのうのように見え、その御座の回りには、緑玉のように見える虹があった。(黙示録4:1〜3)
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません」(ヨハネ14:6)。私たちは、天にある一つの開いた門から、キリストによって天に入り、父のみもとに行くことができます。
「私は、主の日に御霊に感じ、私のうしろにラッパの音のような大きな声を聞いた。その声はこう言った。『あなたの見ることを巻き物にしるして、七つの教会、すなわち、エペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、フィラデルフィヤ、ラオデキヤに送りなさい』」(黙示録1:10、11)。ヨハネは御霊に感じ、「7つの教会に書き送れ」とラッパの音のような主キリストの大きな声を聞きました。
1、2節を解説すると、「7つの教会の7つの御霊と7人の御使いにイエス・キリストが黙示を書き送った後、私ヨハネは見た。天に一つの開いた救いの門があった。先にラッパのような声で私に呼びかけたあのキリストの声が言った。『天の御国に上れ。この後、必ず起こることをあなたに示そう。』たちまち私は御霊に感じた。見ると、天に一つの御座があり、その御座に着いている御父がおられた。その方は、碧玉や赤めのうのように見え、その御座の回りには、緑玉のように見える虹があった」とヨハネは証言しています。
使徒ヨハネは、キリストによって天に引き上げられる空中携挙を、最初に体験したイエスの弟子だったのです。聖書の福音によれば、もし私たちが大患難の時に生きているなら、空中携挙されるとの約束があります。
ヨハネが御霊に感じた後に語られた黙示が、黙示録に3つ出てきます。それは、①「七つの教会の御使いに書き送る黙示」(現在)、②「天に上がって御父の栄光を見る黙示」(未来)、③「大淫婦への裁きの黙示」(未来)です。
「七つの鉢を持つ七人の御使いのひとりが来て、私に話して、こう言った。『ここに来なさい。大水の上にすわっている大淫婦へのさばきを見せましょう。』……それから、御使いは、御霊に感じた私を荒野に連れて行った。すると私は、ひとりの女が緋色の獣に乗っているのを見た。その獣は神をけがす名で満ちており、七つの頭と十本の角を持っていた」(黙示録17:1、3)
ヨハネは御霊に感じ、「(大患難をもたらす7つの頭と10本の角を持っていた緋色の獣に乗っている)大淫婦への裁きを見せましょう」と御使いが言うのを聞きました。神による時代の大変化の黙示を受けるとき、ヨハネは御霊に感じてそれらの啓示を受けています。
「そして、御使いは御霊によって私を大きな高い山に連れて行って、聖なる都エルサレムが神のみもとを出て、天から下って来るのを見せた」(黙示録21:10)
最後の審判後に来る新世界、天の御国である聖なる都エルサレム、今の天地が滅び新しく創造された新天新地が下ってくる黙示について、ヨハネは御霊によって高い山に連れて行かれ、その光景を直接に見せられたのです。
2. 白い衣と金の冠
4)また、御座の回りに二十四の座があった。これらの座には、白い衣を着て、金の冠を頭にかぶった二十四人の長老たちがすわっていた。5)御座からいなずまと声と雷鳴が起こった。七つのともしびが御座の前で燃えていた。神の七つの御霊である。(黙示録4:4、5)
「あなたがたは使徒と預言者という土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊によって神の御住まいとなるのです」(エペソ2:20〜22)
私たちキリスト者は、12使徒と12部族の預言者という、御霊により聖書を書き残した主のしもべたちの上に建てられ、キリスト・イエスがその礎石であり、統治者です。そうしてキリスト者たちにより組み合わされ建て上げられた神殿の建物全体が、信仰によって成長し、聖なる宮、天の御国となるのであり、私たちも、御霊によるバプテスマによって神の御住まいとなるのです。
「私は、あなたがたが悔い改めるために、水のバプテスマを授けていますが、私のあとから来られる方は、私よりもさらに力のある方です。……あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります」(マタイ3:11)。悔い改めの洗礼より優れた神からの力は、クリスチャンに与えられる聖霊の油と天からの火とのバプテスマです。
4、5節を解説すると、「御父が着いている天の御座の回りに、主のしもべで信仰の勝利者である12使徒と12部族の預言者たちの24の座があり、祭司の白い衣を着て、王の金の冠を頭にかぶった、祭司であり王の24人の長老たちが座っていた。御座からは繰り返し、裁きのいなずまと、啓示の声と、怒りの雷鳴が起こっていた。地上の教会に送られた聖霊と火とのバプテスマである、神の7つの御霊のともしびが御座の前で燃えていた」と描写されています。
クリスチャンは、聖霊と火とのバプテスマが与えられ、祭司の白い衣と王の金の冠が与えられ、王である祭司とされます。
3. 4つの生き物
6)御座の前は、水晶に似たガラスの海のようであった。御座の中央と御座の回りに、前もうしろも目で満ちた四つの生き物がいた。7)第一の生き物は、獅子のようであり、第二の生き物は雄牛のようであり、第三の生き物は人間のような顔を持ち、第四の生き物は空飛ぶ鷲のようであった。8)この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その回りも内側も目で満ちていた。彼らは、昼も夜も絶え間なく叫び続けた。「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな。神であられる主、万物の支配者、昔いまし、今いまし、後に来られる方。」(黙示録4:6〜8)
「前方、すなわち東側に宿営する者は、軍団ごとにユダの宿営の旗の者でなければならない。……南側にはルベンの宿営の旗の者が、軍団ごとにおり、……西側にはエフライムの宿営の旗の者が、その軍団ごとにおり、……北側にはダンの宿営の旗の者が、その軍団ごとにおり」(民数記2:3、10、18、25)
旧約時代の神の民は、幕屋の移動に導かれて約束の地を目指しましたが、幕屋が止まっている間は、12部族が3部族ごと4つの旗印に分かれて宿営しました。①西側はエフライム族を先頭にマナセ族とベニヤミン族が、人間の顔を旗印に宿営し、②東側はユダ族を先頭にイッサカル族とゼブルン族が、獅子の顔を旗印に宿営し、③南側はルベン族を先頭にシメオン族とガド族が、牛の顔を旗印に宿営し、④北側はダン族を先頭にアシェル族とナフタリ族が、鷲の顔を旗印に宿営しました。
6、7節を解説すると、「御父の着座しておられる前は、高貴で水晶に似た聖らかなガラスの海のようで、御座の中央と回りにイスラエルの民を意味する、前も後ろも目で満ちた4つの生き物がいた。第一は、ユダの宿営の獅子のようで、第二はルベンの宿営の雄牛のようで、第三はエフライムの宿営の人間のような顔を持ち、第四はダンの宿営の飛ぶ鷲のようであった」となります。
8節を解くと、「この4つの生き物は3部族ごとの宿営が4つあるイスラエル12部族を意味し、1部族ごとに2つの翼と2つの目のある守護天使がいるので、3部族だと6つの翼と6つの目があり、12部族だと24の翼と24の目があり、回りも内側も目で満ち、彼らは、昼も夜も絶え間なく叫び続けた。『聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな。父、御子、御霊なる神であられる主、万物の支配者、永遠の昔いまし、今いまし、後に来られる再臨のキリスト』」となります。
まとめ
使徒ヨハネは、イエス・キリストによって開かれている天の御国に空中携挙され、御霊に感じて御国の御座におられる御父を見ました。それは、輝くダイヤモンドの碧玉や炎の赤めのうのような色彩に見え、回りには、生命力の緑がかった約束の虹が見えました。
キリスト者たちは、12使徒と12部族によって書かれた聖書の御言葉の上に建てられ、キリストの真理で統治され、信仰が成長し、天の御国に入るのです。私たちは、聖霊と火とのバプテスマによって王である祭司とされるのです。
イスラエルの12部族が神に導かれて約束の地を目指し、彼らが神に信頼して神を賛美していた様子を、ヨハネは神の御座で見ました。天地の創造主は、永遠の昔からいて、今いて、再び来られるイエス・キリストであり、御国には最後の審判に対する強い信仰と主キリストへの賛美が満ちています。
もし私たちが最後の審判を信仰によって受け入れ、再臨の主イエス・キリストを待ち望みつつ聖霊と火による賛美と祈りと御言葉の信仰生活をするなら、天の御国は私たちのものです。御父と御子と御霊は、三位一体なる聖なるお方で、天地万物の創造主であり、私たちの救い主ですから、クリスチャンたちが愛をもって交わりをし、共に仕え合って神殿を建て上げるなら、天の御国は私たちのものであり、ついに新しい創造である新天新地を私たちは体験することになります。
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