その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたにあるように。」(ヨハネの福音書20章19節)
復活されたイエスは、まだ戸惑いや恐れの中にいた弟子たちの前に現れ、「平安があなたがたにあるように」とおっしゃいました。
弟子たちは、イエスの死に大きな衝撃を受け、自分たちの身にも危険が及ぶのではないかと恐れていました。このイエスの言葉は、弟子たちの恐れを取り除き、平安を与えるものでした。
イエスの平安は、罪からの解放と、神との和解による、心の深い安らぎです。死から復活したイエスによるこの言葉は、苦しみや悲しみの終わりと、希望に満ちた新しい始まりを告げるものでした。
聖書の中で最も重要な出来事は、①救い主イエスの生誕、②イエスの十字架刑による死――私たちの罪の赦(ゆる)しの道、③イエスの復活――私たちの死からの救いの道、④イエスの昇天――私たちの天国への道、⑤エルサレムで弟子たちに聖霊が降ったペンテコステ(聖霊降臨)――私たちが聖霊により新生する道――が開かれたことです。
イエス・キリストの福音伝道とは、聖書の御言葉に基づいた悔い改めです。それは、①天地万物の創造主を信じなかったことの悔い改め、②救い主イエス・キリストを信じられなかったことの悔い改め、③聖霊を信じられなかったことの悔い改めです。
そして、神への信仰とは何かを知ることです。それは、①イエスが救い主キリストであること、②イエスが天地の創り主であること、③神とは、父なる神、子なるキリスト、聖霊なる神の三位一体なるお方であること、④聖霊はもう一人の助け主であること、⑤聖霊はいのちであり真理であること――を信じることです。
イエス・キリストを信じることは、心で信じ、口で告白して救われる、永遠の滅びからの救いです。
私たちは永遠の死に至る者でしたが、イエスが十字架刑で死んで、黄泉に下り、3日目によみがえり、復活されたことにより、信じる私たちは永遠の死から解放され、永遠のいのちに至る救いを与えられました。
イエス・キリストを信じるとは、神の子イエスが2千年前にマリヤから生まれ、十字架刑で私たちの罪の身代わりに死なれ、3日目によみがえったことを信じることです。
救い主イエスの豊かな祝福と恵みと平安が、今日も皆さんにありますように。
◇