2025年7月29日10時04分

前進し続け、約束の地に入る勝利の歩み(2)神様の喜ばれる実 加治太郎

コラムニスト : 加治太郎

ついに彼らはエシコルの谷に行って、そこで一ふさのぶどうの枝を切り取り、これを棒をもって、ふたりでかつぎ、また、ざくろといちじくをも取った。イスラエルの人々が、そこで切り取ったぶどうの一ふさにちなんで、その所はエシコルの谷と呼ばれた。(民数記13:23、24)

今回の箇所には、約束の地で結ばれる実について書かれています。約束の地では、大きなぶどうの実がなっていたので、斥候たちはそれを棒でかつぎました。

イエスは弟子たちに「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを立てた。それは、あなたがたが行って実をむすび、その実がいつまでも残るため」(ヨハネ15:16)と言われました。神様は、私たちが永遠に残る実を結ぶことを願っておられます。

しかし、それは永遠の価値があるものですから、肉眼では見えないものです。この世に生きる私たちは、つい肉眼で見えるものに目を向けがちですが、それらは一時的なもので、やがて消え去ります(参照・2コリント4:18)。

例えば、私たちの人格は、目には見えませんが、神様が喜ばれる実の一つです。あなたは日々、神様の喜ばれる実を結ぶために、具体的に何に取り組んでいますか。神様は、私たちが約束の地において満ちあふれるほどに豊かな実を結ぶことを願われています。

聖霊様は、私たちが人生における次の季節へと踏み出すために、成長すべき領域を教えてくださいます。今あなたは、荒れ野のように乾き切った季節にいるかもしれませんが、その季節にこそ御言葉を心にまくことで、約束の地で豊かな収穫を体験できるのです(参照・ガラテヤ6:7)。

今日、神様の喜ばれる実を結ぶための具体的な取り組みを実践しましょう。成長が必要な分野が集中力であれば、過去のものを忘れ、現在と将来に焦点を合わせて前進し続けましょう(参照・ピリピ3:13)。神様の御声に聞き従う私たちを通して、キリストがますます現されますように。

GOD BLESS YOU!

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加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。