2024年12月23日11時53分

信仰によって受け取る「神の義」という恵み(9)祝福された信仰生活を妨げるものは何か? 加治太郎

コラムニスト : 加治太郎

あなたがたはこれらのもろもろの事によって身を汚してはならない。わたしがあなたがたの前から追い払う国々の人は、これらのもろもろの事によって汚れ、 その地もまた汚れている。ゆえに、わたしはその悪のためにこれを罰し、その地もまたその住民を吐き出すのである。 ゆえに、あなたがたはわたしの定めとわたしのおきてを守り、これらのもろもろの憎むべき事の一つでも行ってはならない。国に生れた者も、あなたがたのうちに宿っている寄留者もそうである。 あなたがたの先にいたこの地の人々は、これらのもろもろの憎むべき事を行ったので、その地も汚れたからである。これは、あなたがたがこの地を汚して、この地があなたがたの先にいた民を吐き出したように、あなたがたをも吐き出すことのないためである。これらのもろもろの憎むべき事の一つでも行う者があれば、これを行う人は、だれでもその民のうちから断たれるであろう。それゆえに、あなたがたはわたしの言いつけを守り、先に行われたこれらの憎むべき風習の一つをも行ってはならない。またこれによって身を汚してはならない。わたしはあなたがたの神、主である』」。(レビ18:24~30)

あなたが神様より優先しているものは何でしょうか。私たちを自由にするのは真理であり(参照・ヨハネ8:32)、真理はキリストです(参照・ヨハネ14:6)。

この地上での快楽を優先していませんか。この地上では試練があります。それは、神様が約束されていることです。これを信じ、受け入れることが大切です。試練を逃れようとすることは、真実から逃れようとするのと同じです(参照・ヨハネ16:33)。

キリストは神の子であり、罪が無いにもかかわらず、十字架にかけられ、刑罰を受けられました。つまり、世の基準では犯罪者だったのです。私たちは自分が牢屋に入れられることを好まないでしょう。しかし、私たちが真理によって真の自由を体験し、キリストに従うことを選択するなら、たとえこの世の基準によって牢屋に入れられたとしても自由を体験し続けることができます。

神様の基準ではなく、この世の基準で歩むように私たちを動かしているものは何でしょうか。快楽にしがみついていないと落ち着かない、私たちの欲望でしょうか。

クリスチャンとして歩むことで、ともすれば逮捕されるかもしれない時代に私たちは生きています。この世の基準には、キリストの与えられる自由の中で歩むことを阻害するものも含まれています。この世の調子と神様のリズムが合わないのです。これは、あなたがクリスチャンとしての歩みを放棄する理由になるでしょうか。私たちの動機が試されています。私たちを自由にするのはキリストです。

自分のプライドや面目を優先し、傷つけられることを恐れて、むなしく戦っていませんか。霊の実は、愛、喜び、平和、忍耐、優しさ、良さ、誠実、柔和、自制です(参照・ガラテヤ5:22、23)。プライドが傷つけられ、面目を潰されたと感じるときこそ、私たちはキリストのように(参照・1ヨハネ4:17)、御霊の実を結ぶ存在であることを信じ、それを告白し続けることが大切です。

相手のひどい言動に対して、あなたも同じようにやり返しますか。それとも、御霊に導かれて、真実の愛をもって(参照・エペソ4:15)、優しく柔和に、自制をもってその相手に接しますか。あなたの言動は、相手の祝福につながっていますか。

他宗教で拝む偶像などに限らず、神様との関係を邪魔するものは全て偶像に値します。神様に私たちの偶像を示していただき、勝利する信仰生活を今日も歩み通しましょう。

GOD BLESS YOU!

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加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。