2023年1月21日13時21分

古代東方大秦景教旅行写真記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦

コラムニスト : 川口一彦

西安碑林博物館の庭玄関と建設由来碑

西安碑林博物館の建設は北宋時代(1087年)から。漢代から近代に至る3千以上の碑石を収蔵し、中国古代からの書法と石刻芸術の宝庫という。

古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
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古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
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古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦

781年に建てられた大秦景教流行中国碑の前面

古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
亀でなく龍の子のビシと伝えられる。

景教碑の背面(文字はなし)

古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦

文字とデザイン部分(救いの証しの十字、各3個の◎は三一の表現)

古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦

碑は、天地創造と人の堕落、救い主の降誕や教会の誕生などを述べ、新約聖書は「27部(巻)」、三位一体神は「三一」と漢字で彫られ、宣教していた。

館内での拓本作業の様子

古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(2)中国西安の大秦景教流行中国碑と西安碑林博物館 川口一彦
景教碑の拓本を値引き交渉して購入した。

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※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
『景教碑の風景』(シリーズ「ふるさと春日井学」3、三恵社、2022年)

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川口一彦

川口一彦

(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市生まれ。愛知福音キリスト教会宣教牧師、基督教教育学博士。聖書宣教、仏教とキリスト教の違い、景教に関するセミナーなどを開催。日本景教研究会(2009年設立)代表、国際景教研究会・日本代表を務める。季刊誌「景教」を発行、国際景教学術大会を毎年開催している。2014年11月3日には、大秦景教流行中国碑を教会前に建設。最近は、聖句書展や拓本展も開催している。

著書に 『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年)、『仏教からクリスチャンへ―新装改訂版―』『一から始める筆ペン練習帳』(共にイーグレープ発行)、『漢字と聖書と福音』『景教のたどった道』(韓国語版)ほかがある。

【川口一彦・連絡先】
電話:090・3955・7955 メール:[email protected]

フェイスブック「川口一彦」で聖句絵を投稿中。また、フェイスブック「景教の研究・川口」でも情報を発信している。

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