2021年11月16日10時12分

篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(44)聖書から見る、連続する電車内事件

コラムニスト : 篠原元

8月6日に小田急線の電車内で無差別刺傷事件が発生しました(小田急線刺傷事件)。10月31日には、京王線の車内で17人が刺されるなどして重軽傷を負いました(京王線刺傷事件)。また11月8日には、熊本県内を走行中の新幹線内で火がつけられるという事件が起こりました(九州新幹線放火未遂)。

このように凶悪な犯罪、一般の方々が巻き込まれてしまう卑劣な犯罪が連続して起こっています。しかも、誰もが気軽に利用する、生活のために不可欠と言える ”電車” という空間内での事件。そして、逃げ場もなく、また、対策もほぼない…。

飛行機とは違って、乗る前の検査もない…。私たちは、「電車を使わない」という判断をすることはできません。それは実際問題、難しいことです。だから、日々神様の守りをお祈りしていくことが重要であり、絶対に必要不可欠です。

そして何より、これらの連続する事件の背後の問題は何なのかということです。それについて、新約聖書・2テモテ3:1~4に記されています。

確かに現代(現在)は、パウロが示すように「終わりの日」です。まさに世の終わり…、終末が近づいています。そしてだからこそ、多くの人々が「情け知らずの者」「粗暴な者」「向こう見ずな者」「善を好まない者」になっている状況なのです。まさに、このような人物だらけです。

なので、情けを知らずに何の関係もない第三者を巻き込み、粗暴な行いをためらいもなく行い、向こう見ずに暴挙に走り、善を好まないで好き勝手な悪事へと手を伸ばす…。

聖書の教える通りに、「現代」「人々の心」「人格」は悪い方向へ急激に傾いています。ですから、大事なのは聖書のことばです。

「正しい者はいよいよ正しいことを行い、聖徒はいよいよ聖なるものとされなさい」(新約聖書・ヨハネの黙示録22:11)

この悪のはびこる現代社会にあっても、正しいことを行い、さらに神様によって聖なるものとされていきましょう。アーメン。

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夜の街・暗闇の中に沈んでいた1人の女性。心傷つき、生きる目的を失いさまよう中…。神様のご計画の中、不思議と起こる、奇跡…。そして知る、ホンモノの希望。方向転換し、歩み出す、新しい日々。

連載小説【追う者】(https://www.alphapolis.co.jp/novel/216923936/885444367)、現在隔日掲載中です。

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篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

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