皆様、こんにちは。「ビジネスと聖書一口講座 From ハワイ」の時間です。中林義朗、ビジネス牧師が担当いたします。今日のお話は「心の中の気圧を高めよう！」です。何で今日はこんな話をするかといいますと、皆さんはどうでしょうか。生活をしていて、人に言われたことなんかで、グサグサ心に刺さるような体験を始終するほうでしょうか。それとも、もう言われることにも慣れて、あまり気にならなくなったなんていう方もいらっしゃるかもしれません。中には言われた言葉がグサッと刺さって、その一言、それだけは言ってほしくなかった、これはもう一生忘れることができない傷になったということがありますよね。私もあります。

でもね、一つ覚えておかないといけないことは、その言った人というのは、実はそんな私を傷つけた、皆さんを傷つけたなんて全く思ってもいないし、言ったことすら覚えていないのです。日本のドラマを見ると、恨みつらみ、その復讐（ふくしゅう）、そんな題材のドラマがとても多いようです。やはり日本人は、言われたこと、されたことによる傷の処理がうまくできていないケースが多いのではないでしょうか。

日本のデパートに行きますと、入り口の自動ドアが開くと、中から冷たい風がウワッと出てくるのを感じることがあると思います。何でここまで日本のデパートは寒くしないといけないのかなと思うことがあります。入り口に行くとウワッと飛ばされてしまうくらいの空気が、ドアが開くと出てくる経験があると思います。実は、あれには理由があって、わざとそういうふうにしているのです。デパートの中の気圧を高くすることによって、自動ドアが開いたとしても、ウワッと風が出ることによって、外からのハエとか虫とか、いろいろなものがデパートの中に入らないようになっているのです。

何でこんな話をしているのか分かりますか。「私たちの心の気圧もぜひ強くしましょう」という話です。人から何を言われても、その都度グサグサくるのではなくて、心の中の気圧を強くしてあげることによって、言われたことを跳ね返すことができたらいいですよね。まさにデパートの入り口でハエを跳ね返し、いろんな虫を跳ね返すことができるように、私たちの心も中から気圧を強めることによって、その言われたこと、されたことを、いちいちグサグサこなくても跳ね返すことができるとしたらどうでしょうか。それをできるようにするのがこの聖書だと私は思っています。

自家発電の元気というのは限界があります。自家発電で人を愛するというのも限界があります。愛のない者がどうして人を愛することができるのでしょうか。優しくはできるし、愛したふりもできるけれども、結局それは偽物の愛です。本当の愛というのは、天地を創造された聖書の神様から来る愛です。その神様が私たちをまず、最初に愛してくださるのですが、その愛を本当に受けることができないと、この胸がぽっかり空きます。むなしくてという方がよくいらっしゃいます。いや、私も実はそうでした。いくら頑張ってお金を貯めても、地位が上がっても、財産があっても、大きな家があっても、多くのジュエリーがあったとしても、それらでこのぽっかり空いた胸の穴を埋めることはできませんでした。

天地の創造主なる神が私たちを愛していてくださって、その愛を本当に心に受けることができたとき初めて、その空っぽである心が埋まることを私も体験しました。そして埋まるだけでなく、その聖書の神様の愛によって常に気圧を高めることができるのです。この聖書を毎日１日１章ずつ読んでいくと、３年３カ月でこの一冊の聖書を読み終えることができます。１日１章読んでいくだけで、心の中の気圧が高まり、いちいち言われたことやされたことによってグサグサくるのではなく跳ね返していく本当の意味の強さを、あなたも手にすることができます。

あなたも聖書の神様に出会って、心の気圧を高めてみてはいかがでしょうか。今日の「ビジネスと聖書一口講座 From ハワイ」、いかがでしたか。また次回、お会いいたします。素晴らしい一日をお過ごしください。

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