2019年10月18日11時13分

主は生きておられる(120)用いられるために 平林けい子

コラムニスト : 平林けい子

用いられるために

48年前 受洗後ほどなく
主は 私を試練のるつぼに落とされた
もう生きられないと思ったとき
神が見えた

奇跡としか言いようのない
神がしてくださったことを
証し続けてきた

今年 主は再び
私を劇痛のるつぼに落とされた
暗黒の世界に落ちた私
信仰の確信が取り去られた

その私をイエス様は
引き上げてくださった
そのままでいいのだよ
まだとるべき土地があると

そのみ声にこたえて
ふたたび 歩き始めた

愚かな 恐がり 痛がり
弱虫、何の取り得もない者
心の中を探りきよめてください

主のご栄光のために
こんな小さな者さえ
用いられる主よ
うれしく感謝がふえるばかり

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平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。