2019年4月29日20時48分

教会の成長拡大に貢献する人財の育成(10)信仰をはたらかせる ジョシュア佐佐木

コラムニスト : ジョシュア佐佐木

教会の成長拡大に貢献する人財の育成(10)信仰をはたらかせる ジョシュア佐佐木
(写真:Pexels)

「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい」という主からの命令を徹底的に遂行して、所属教会の成長拡大に貢献するためには、「信仰をはたらかせる」ことが肝要です。

私たちはイエス・キリストを信じるだけで、神様を裏切って自己中心の人生を歩んでいた「罪」を赦(ゆる)され、永遠の命を与えられます。これは真実であり、聖書の語る福音の本質です。「信仰義認」、イエス・キリストを信じるだけで義と認められ、救われてクリスチャンとなる!!なんと素敵なことでしょう。

そして、クリスチャンになった私たちには、主からとても重要な使命が与えられるのです。それは、「大宣教命令」、全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝える!!という使命です。

この主イエスから与えられた使命を遂行していくときに、私たちは多くの試練や苦難を体験することになるのです。あの使徒パウロも、川の難、盗賊の難、同国民から受ける難、異邦人から受ける難、都市の難、荒野の難、海上の難、にせ兄弟の難に会い、労し苦しみ、たびたび眠られぬ夜を過ごし、飢え渇き、しばしば食べ物もなく、寒さに凍え、裸でいたこともありましたと告白しています。

このような状況を乗り越えて、宣教事業(ミニストリー)を成功に導いていくためには、「信仰をはたらかせる」ことが鍵となります。

「信仰をはたらかせる」とは具体的にはどういうことなのでしょうか?

「信仰をはたらかせる」ために、私たちは聖書に立脚し、聖書をとおして主の目線で物事を見なくてはなりません。聖書は私たちにハッキリと「神にとって不可能なことは一つもありません」(ルカの福音書1章37節)と宣言しています。そしてその全知全能の主は、Holy Sprit(聖霊)として私たちと共にいてくださるのです。

ですから私たちは、いつも積極的、肯定的、信仰的に考え行動することができるのです。主が共にいてくださるので、力強くアグレッシブに前進することができます。

その事実をいつも確信し続けるために、主との交わりを欠かさないことがとても重要なのです。そのために、いつも祈ること、いつも賛美をささげること、いつも礼拝をささげること、特に主日礼拝と祈祷会で主にある兄弟姉妹と共に特別な礼拝の時を持つことが大切です。

主が共にいてくださることを確信し、主のパワーを確信することが、私たちの信仰の源となるのです。

主に信頼して力強く、ポジティブに宣教事業(ミニストリー)を行ってまいりましょう。ハレルヤ!!!!

ただ強く、雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行え。これを離れて右にも左にもそれてはならない。それは、あなたが行く所ではどこででも、あなたが栄えるためである。(ヨシュア記1章7節より)

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ジョシュア佐佐木

ジョシュア佐佐木

(じょしゅあ・ささき)

巡回伝道者、ワーシップ!ジャパン宣教人財育成学院理事長、JTJ宣教神学校講師、東京基督教大学非常勤講師、東北応援団LOVE EAST事務局長、日本CBMC理事、一般社団法人日本ゴスペル音楽協会理事長、一般社団法人GOSMACミニストリーズ専務理事。

国立音楽大学大学院修士課程修了、ヴィオッティ音楽院(イタリア)修士課程修了。欧州と北米にてオペラ歌手として活動後、ゴスペル音楽家に転向し北米ツアーを敢行。米国にて教会の音楽主事、ワーシップリーダーなどを歴任後帰国する。大和カルバリーチャペルにてスタッフとして務めながら国内巡回伝道を開始。日本で唯一の音楽系の神学校、ワーシップ!ジャパン宣教人財育成学院(当時:日本宣教音楽学校)を創設し、日本の礼拝音楽の質の向上と、アグレッシブに伝道する宣教人財の育成に尽力している。

j-worship シリーズCD全5巻、マンスリーワーシップCD全12巻をプロデュースしている。著書に『グローリー・トゥ・ゴッド』(いのちのことば社)など。