2019年3月23日14時03分

なにゆえキリストの道なのか(187)キリストを信じたら弱々しくなる? 正木弥

コラムニスト : 正木弥

キリストを信じたら弱々しくなるのではないか。

キリストを信じたら、暴力的な、あるいは激したやり方やその応酬を考えません。欲望の達成に血道を上げることはしません。外見的な争いをするのではなく、感情的に対応するのでもなく、自制して、柔和で賢明な振る舞い・言動に努めるようになります。

それを外見だけから見れば、弱々しく見えるかもしれませんが、キリストを信じると、実は、内的に粘り強く、忍耐をもって対応・取り組みをするようになります。状況が困難になっても、絶望的になっても、聖霊の神の励ましによって、立ち上がることができます。

それは弱さではなく、むしろ強靱(きょうじん)さといえるのではないでしょうか。そうした強靱さ、真の強さをキリスト信仰はもたらしてくれるのです。

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正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ