2018年10月25日14時29分

子育てパパのキリスト教ひとり言(3)神様はいやらしい!?

コラムニスト : 箕輪勇気

子育てパパのキリスト教ひとり言(3)神様はいやらしい!?
(写真:Nietjuh)

「神様はあなたを愛している!」 年頃の女の子がそう聞くと、「まぁ、いやらしい!」と思う子もいるそうだ。

どうやら「愛している」の意味を「セックスする」という意味に取ったらしい。これも時代の流れなのか、「愛している」と言うと、すぐにセックスを思い浮かべる人も結構いるようだ。

今日の日本では、恋愛すればセックスが当たり前で、「セックスフレンド」はまだしも、「できちゃった婚」はかなり昔に市民権を得てしまった感がある。これでは若者に「神様はあなたを愛している!」なんて言うだけではダメかもしれない。人を愛するということが、どのようなものであるかを説明しないと。

でも皆さんは「愛」をどう説明しますか。

辞書に書かれた定義を話したり、「愛ってこういうものだよ」と説明したりすれば、分かってもらえるものだろうか。

私の父いわく「愛は感じるもの」だそうだ。そうかもしれない。いくら愛を説明して、頭で分かったつもりになっても、それは愛を本当に理解したわけではない。

人を「愛する」気持ちは心で感じるものだ。また、私は「愛されている」と実感することも、それを心で受け入れ、初めて分かるものだ。

<聖書のみことば>

「愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです」(1ヨハネ4:8)

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箕輪勇気(みのわ・ゆうき)

1981年名古屋市生まれ。2002年受洗。05年から4年間、神学校(信徒向けコース)で学び、現在は社会人として働きながら妻と共に一般信徒として教会に仕える。2児の父。