2016年8月6日16時26分

神様からのメッセージ(41)終わりに 浜島敏

コラムニスト : 浜島敏

皆さん。このコラムを最後まで読んでくださってありがとう。短いコラムですが、「聖書」について、皆さんにお伝えできたことを喜んでいます。私が子どものころは、日本はアメリカをはじめとする国々と戦争をしていました。ですから、キリスト教は良く思われていませんでした。昔のローマと同じように、キリスト教を信じているために牢屋に入れられた人たちもいました。

私が、小学校3年生の時に戦争が終わりました。そして、日本にもたくさんの宣教師がイエス様のことを伝えに入って来るようになりました。私も、中学生のころ、この聖書を見たことがありました。でも、その時は、あまり真剣ではありませんでした。高校に入ったとき、初めて町にアメリカ人の宣教師が来ましたので、教会に英語を習いに行ってみました。そこで聖書のことを学びました。

そして20歳の時に、イエス様の十字架の意味を知って、クリスチャンになりました。それから今まで50年以上、イエス様を信じて失敗したと思ったことはありません。神様はいつも私を守ってくださり、たくさんの素晴らしいものを下さいました。素晴らしい人と結婚しましたし、素晴らしい子どもが3人も与えられました。みんな感謝です。

その大もとは、全部聖書に書かれています。ですから、皆さんも聖書を読んで、神様の子どもとなることを心から祈っています。今から1600年ほど前のアウグスチヌスという人は、人は神様にお会いするまでは、本当の幸せはないと言っています。

今、世界のあちこちで、戦争や殺し合いが起こっています。とても残念です。イエス様は剣を取る者は、剣で滅びるとおっしゃいました。また、平和をつくり出す人こそ、神様の子どもだともおっしゃいました。世界中の人がイエス様を信じて、1日も早く本当の平和な世界が来るようにと願っています。そのためには、どうしてもみんなが聖書を読むことが必要なのです。

このコラムの1つの特徴は、できるだけたくさんの例えを使ったことでしょう。イエス様も真理を示すのにたくさんの例えを語られました。少しでも分かりやすく、真理が分かるためです。

しかし例えは、例えを越えることはできません。そして、真理の1面を知らせることしかできません。本当の真理は、聖書そのものです。ですから、このコラムを読んで、聖書に関心を持った皆さんは、ぜひ聖書そのものをお読みください。

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浜島敏

浜島敏

(はまじま・びん)

1937年、愛知県に生まれる。明治学院大学、同大学院修了。1968年4月、四国学院大学赴任。2004年3月同大学定年退職。現在、四国学院大学名誉教授。専攻は英語学、聖書翻訳研究。1974、5年には、英国内外聖書協会、大英図書館など、1995、6年にはロンドン大学、ヘブライ大学などにおいて資料収集と研究。2006年、日本聖書協会より、聖書事業功労者受賞。2014年7~9月、ロンドン日本語教会短期奉仕。神学博士。なお、聖書収集家として(現在約800点所蔵)、過去数回にわたり聖書展示会を行う。国際ギデオン協会会員。日本景教研究会会員。聖書の歴史、聖書翻訳に関する著書・翻訳書、論文多数。

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