2016年1月19日07時23分

ようこそ!みのり農場へ(24)新しい年が明けました 星野敦子

コラムニスト : 星野敦子

新しい年が明けました

ようこそ!みのり農場へ(24)新しい年が明けました 星野敦子

いつも1月1日に、横浜から泊まりに来てくださるご家族たち。今年は、ご兄弟のそれぞれのご家族に加え、そのご両親も一緒にいらしてくださいました。

弟さんは、横浜の石川町で和食の会席料理のお店を経営されていて、写真のようなおせち料理を予約販売されているのですが、暮れには何日も徹夜で仕込みをし、31日にお客様に引き渡しが終了すると、みのりに出掛けて来てくださいます。

今年はみのりの花豆も使っていただけました。そして、このような素敵な作品を朝一番に届けてくださいました。一つ一つの料理に、ただただため息が出るばかりで、食べてしまうのがもったいないようでした。ありがとうございました。

雪がなくても

ようこそ!みのり農場へ(24)新しい年が明けました 星野敦子
ようこそ!みのり農場へ(24)新しい年が明けました 星野敦子

毎年、夏と冬に5家族で出掛けて来てくださる、仲良しグループの皆さん。今年はこの暖冬で、どのスキー場も雪不足。みのりの周囲もご覧の通り。十分にスキーや雪遊びが楽しめるかどうか不安でした。

でも、そんな中、「みんなみのりが大好きだから、キャンセルなしで今年も5家族25名で行きます!」という温かいお電話を頂き、この週末を迎えました。

初日は、片品の中では一番雪がある丸沼高原スキー場に出掛け、お天気にも恵まれてとても楽しんで帰ってきました。

そして2日目。いつもはみのりの庭で目いっぱい雪遊びをするところ、今年はやっぱりスキーだよねっと思っていると、出掛けたのは3人だけ。

残りのみんなは「みのりで遊ぶ=!!」ということで、アウトドア大好きのパパたちの計らいで、なんと1月に、葉っぱを集めてのたき火が始まりました。

そして、エネルギーの有り余った子どもたち、「行けー!!」とばかりに、たき火飛び越え合戦。そのうち、パパたちも「えい~!!」。

残りの灰には、サツマイモを投入。たっぷり遊んだ後はみんなで昼食を食べ、焼き芋もほおばり、また夏に再会をということで、帰宅しました。

本当にこのようなリピーターさんたちに支えられ、感謝の一言です。

やっと積もりました~

ようこそ!みのり農場へ(24)新しい年が明けました 星野敦子

1日明けての今朝は、昨日の風景とは打って変わって約2カ月ぶりの積雪。今シーズン初の除雪車出動となりました。都会の方は、大混乱のようですが。

小鳥たちもピチピチと楽しげです。

ようこそ!みのり農場へ(24)新しい年が明けました 星野敦子

『ギリシャ語の響き』

ようこそ!みのり農場へ(23) 星野敦子

片品村伝道所の渡辺俊彦牧師が最近出版された本です(発行元:イーグレープ)。その中から。

「泊まる」

私たちが「泊まる」という言葉を聞くと、旅行先のホテルや旅館などを連想するのではないでしょうか。この宿泊する部屋ですが、よく考えてみると、部屋の主人がいません。この私が、その部屋に宿泊することによって主人を得ることになります。つまり、部屋は、主人が不在であると同時に、主人を待っているということです。

泊まるは、ギリシャ語で「メノー」です。このメノーは「存続する」「生き続ける」「何かがそのようにある状態にとどまる」「滞在する」などの意味があります。新約聖書には108回使用され、特にヨハネ文書には67回使用されています。この言葉の使用方法として特徴的なことは「神の不変性を表す」ということです。

ヨハネは「わたしが父におり、父がわたしにおられることを、あなたは信じないのですか。わたしがあなたがたに言うことばは、わたしが自分から話しているのではありません。わたしのうちにおられる父が、ご自分のわざをしておられるのです」(ヨハネ14:10)、「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい。もし、あなたがたがわたしの戒めを守るなら、あなたがたはわたしの愛にとどまるのです。それは、わたしがわたしの父の戒めを守って、わたしの父の愛の中にとどまっているのと同じです」(ヨハネ15:9、10)と語っています。

ヨハネは、この語を用いて、父なる神とイエス様、そしてクリスチャンたちとの交わりを強調しています。この交わりは「恒久的な交わり」を示しています。別な言い方をすると、イエス様の愛の言葉に「とどまる」者は、真の意味で生きることができるということです。

ヨハネは、葡萄(ぶどう)の木につながることを強調することによって「実を結ぶ」と語っています。この実は、クリスチャンの特権です。この実は、神を信じない者は決して結ばないからです。

パウロは、召されたときのまま「とどまっていなさい」(Ⅰコリント7:20)と勧めます。私たちの内の空き部屋に、イエス様を主人としてお迎えする者の生涯は、本当に豊かです。この世とは別次元の生涯を生きることができるからです。

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星野敦子

星野敦子(ほしの・あつこ)

1955年栃木県宇都宮市生まれ。父の転勤により、東京、山形を経て再び東京へ。最終的には吉祥寺に落ち着く。趣味のスキーが縁で、夫と知り合い、83年に群馬県片品村に嫁ぐ。夫が農家なので、全くの未経験だったが、一緒に農業を始める。義父からの経営委譲をきっかけに、それまでの出荷型の農業から、直売型に転換し、87年頃から、リンゴ狩り直売を始め、約10年かけて農地を約8000坪に集約し、その中に94年には農家民宿、2000年には農家レストランを建設。4年前からは、レストランの料理も担当。

2005年、東京の上馬キリスト教会の渡辺牧師により、受洗。夫もクリスチャン。上馬キリスト教会片品伝道所として、現在に至る。

■ 「ようこそ!みのり農場へ」ホームページ