デンマークの教会堂⑧
聖クレメンス教会 Sct. Clemens Church
2011年8月15日(月)訪問 場所 デンマーク ラナース Randers
1963年竣工 設計者 エクスナー Inger and Johannes Exner
緑の傾斜地に建つ三角船の会堂


建物の形そのものが船の会堂。聖クレメンスは、船乗りの守護聖人だと聞いた。会堂内から聖壇を見ると、ガラス越しに緑の芝生が美しい。森や川もある自然豊かな広大な敷地が広がっている。集会室など多くの部屋があり、活発な活動が行われているようだ。芝生の庭から見上げると、ゆるやかな傾斜地に大きな船が建っている。今まさに出航しようとする船のようだ。黄色のレンガが緑によく合う。

案内していただいたアルネさん

配置図
外観

道路から正面を見る。

傾斜地に降りる外通路

緑の傾斜地より見上げる。三角形の船首部は礼拝堂。
内観

礼拝堂正面

聖壇部

礼拝堂側面

礼拝堂後ろ面

聖卓を囲むギ座台

説教台

洗礼盤

玄関ホール・案内コーナー

クロークコーナー

集会室A

集会室B

集会室C

キッチン

キッチン

事務用品収納戸棚
◇

西村晴道(にしむら・はるみち)
1948年、靜岡県生まれ。一級建築士。法政大学工学部建築学科卒。住友建設株式会社入社・退職し、アメリカ合衆国ソービック建築設計事務所短期留学を経て、1984年、西村建築設計事務所開設。現在に至る。ルーテル学院大学第10回リード賞(キリスト教芸術分野)受賞。日本福音ルーテル静岡教会会員。著書に『FINE ROAD―世界のモダンな教会堂をたずねて』(イーグレープ
)。
■ 一級建築士事務所 西村建築設計事務所ホームページ
■ 【西村晴道著書】(Amazon)
■ 【西村晴道著書】(イーグレープ)