2012年1月24日14時23分

KCF委員長死去、WCCが哀悼メッセージ

朝鮮基督教連盟(KCF)委員長康永燮(カン・ヨンソプ)氏(写真提供:WCC)。
 21日、朝鮮基督教連盟(KCF)委員長康永燮(カン・ヨンソプ)氏が心臓まひのため80歳で死去した。同連盟が22日発表した。世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事は23日、同氏への哀悼のメッセージをKCF代表のオー・キュン・ウー氏に文書で伝えた。

 トゥヴェイト総幹事は、「WCCを代表してKCFのすべての方々、御家族に哀悼の意を表します。康永燮氏は常に北朝鮮で最も偉大なキリスト教指導者のひとりとして覚えられてきました。WCCでは同氏と協働する特権をこの数十年間得られていました。同氏は豪州キャンベラ、ジンバブエハラレ、ブラジルポルトアレグレで行われたWCC総会を含め、多様なWCCのプログラムに参加されました。同氏は2004年のWCCと南北朝鮮教会の間で開催された会議にも出席されました。また2009年10月には香港で開催された東山荘プロセス25周年記念協議会では、基調講演者として講演をされました」と伝えた。

 またWCCとKCFの関わりについて、同氏が果たしてきた役割について「同氏はWCCにとって、この数年間KCF内で主に情報のやりとりをしてきた方でもあり、WCCが北朝鮮に公式訪問する際の調整なども支援してくださいました。同氏は北朝鮮国民を愛する宗教指導者として、朝鮮半島の和平と統一のための活動で重要な役割を果たしてこられました。神様が同氏と共に働かれたことを感謝いたします。私たちWCCの哀悼の心が同氏のご遺族、KCF会員の方々に届きますように願います」と伝えた。