-
震災×コメディーの異色コラボ「永遠の1分。」 未熟ながらも熱量で一気に押し切る快作
「カメラを止めるな!」で時代の寵児となった上田慎一郎氏が脚本を担当し、同作で撮影監督を務めた曽根剛氏が監督の本作「永遠の1分。」 97分という上演時間に対し、込められたメッセージは思いのほか濃いものとなっている。
-
入管告発映画「牛久」、全国で公開 トーマス・アッシュ監督「人権侵害を受ける被収容者の声届けたい」
入管告発ドキュメンタリー映画「牛久」が、26日から全国の映画館で順次公開される。難民を難民として認めず、収容所に拘束する、入管の冷酷な現実を映し出す本作の公開を前に、本作を製作したクリスチャンの映画監督トーマス・アッシュさんに話を聞いた。
-
問われる「悔い改めた者」に対する姿勢 テレビ伝道師の盛衰描く「タミー・フェイの瞳」
1970年代、公民権運動とカウンターカルチャーの大波をかぶった米国のキリスト教界に、一つの新しいうねりが生まれた。それがテレビ伝道師(テレバンジェリスト)と呼ばれる存在である。彼らはテレビを用いて独自のスタイルで集会を提供した。
-
ボクサーから神父に転身 実話に基づいた映画、4月米公開 マーク・ウォールバーグとメル・ギブソンが共演
ボクサーから神父に転身したスチュアート・ロングの実話に基づいた映画「Father Stu」(原題)が今春、米国で公開される。共にカトリック信者として知られるハリウッドスターのマーク・ウォールバーグとメル・ギブソンが共演する。
-
最も近い他者こそ家族? 分かり合えない現代を鋭く切り取る秀作3作品 「さがす」「ハウス・オブ・グッチ」「誰かの花」
家族とは何か――。これは古くて新しい永遠のテーマである。よく「兄弟は他人の始まり」と言うが(私には兄弟がいないのでよく分からない)、家族が「最も近い他者」であることを共通のメッセージとして訴える3作品を紹介したい。
-
入管告発ドキュメンタリー映画「牛久」、劇場版予告編解禁
茨城県牛久市の東日本入国管理センターに収容された複数の在日外国人が実名顔出しで不正義を訴えるドキュメンタリー映画「牛久」の劇場版予告編が26日、解禁された。
-
「寄り添う」ことの大切さと難しさを問い掛ける秀作 映画「前科者」
本作はぜひ、全国の牧師の皆さんにご覧になっていただきたい。きっとスクリーンの中に自分の姿、またはかつてそのような意欲に燃えていた頃の自分のパッションを見いだすことだろう。劇場を去るとき、「もう一度!」と心新たにすることができるはずである。
-
シリーズ20年の総決算にしてキリスト教的な「贖罪」の物語! 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(ネタバレなし)
本作は愛憎入り乱れた「スパイダーマン」シリーズを見事に着地させ、しかも各々のシリーズの欠落点を最高の形で昇華させている。端的に言うなら、本作は「贖罪(しょくざい)」の物語である。
-
「シネマ牧師」が選ぶ2021年の映画ベスト10(2)
自称「シネマ牧師」の筆者が今年、クリスチャントゥデイでレビューを掲載した映画は29作品! 鑑賞した映画はこの数倍はあるが、あえてレビューを書いた作品の中からベスト10を選ばせていただいた。前回の10位~6位に続いて、5位~1位の発表である。
-
「シネマ牧師」が選ぶ2021年の映画ベスト10(1)
2021年もあとわずか。自称「シネマ牧師」の筆者が今年、クリスチャントゥデイでレビューを掲載した映画は29作品! もちろんこの数倍は鑑賞しているが、あえてレビューを書かせていただいた作品の中から勝手にベスト10を選出することにした。
-
入管告発ドキュメンタリー映画「牛久」、来年2月公開決定
茨城県牛久市の東日本入国管理センターに収容された複数の在日外国人が実名顔出しで不正義を訴えるドキュメンタリー映画「牛久」が、来年2月26日から公開されることが決まった。
-
「頑張れ、お父さん!」思わずそう叫びたくなる秀作 「私はいったい、何と闘っているのか」
本作は、3児の父であり、地方でチェーン展開しているスーパー「ウメヤ」に勤務し続ける45歳の男性を主人公にしたホームコメディーである。本作のタイトル「私はいったい、何と闘っているのか」は、まさに的を射ている。
-
2021年最大の掘り出し物! 「雨とあなたの物語」
本作は確かに「韓流ラブストーリー」の系譜に連なる作品である。しかし、本作のテーマとなっている「雨」と「待つこと」にじっくりと向き合うとき、単に旬な俳優たちを用いた「キラキラ恋愛映画」ではないことが見えてくる。
-
米国クリスチャンの「日常」と「信仰」を垣間見れる秀作 「君といた108日」
「君といた108日」は、「アイ・キャン・オンリー・イマジン」を監督したアーウィン兄弟の新作である。前作がクリスチャン音楽界最高のセールスを記録した同名楽曲の逸話であるとしたら、本作はそのスタイルを継承しながらも微妙にポイントをずらしている。
-
米キリスト教テレビ番組「ザ・チョーズン」のクリスマス劇場版、売上800万ドル突破
イエス・キリストをテーマにしたテレビ番組としては米国史上初めてシリーズ放送された「ザ・チョーズン」(原題:The Chosen)のクリスマス劇場版が、売上800万ドル(約9億1000万円)を突破した。
-
「原理主義」の恐ろしさと滑稽さを見事に描き切った秀作! 映画「アンテベラム」
年に何本か、ストーリーについてまったく触れてはいけない「ネタバレ厳禁」映画と出会うことがある。本作は、まさにそんなネタバレ厳禁の一作である。本作のタイトルにもなっている「アンテベラム」とは、一般的に「南北戦争前(の時代)」を意味する。
-
「ディア・エヴァン・ハンセン」に見る現代人の心の傷 それを癒やすものとは・・・
SNSの功罪をここまで見事に人間の心情の揺れ動きとリンクさせた作品は今まで観たことがない。しかしこの作品の肝は、主人公の事の顛末ではない。その過程を丹念に描くことで、観客の中に存在している「エヴァン・ハンセン」を見いださせることにある。
-
これぞゴスペル映画、これこそ理想のクリスチャン映画! アレサ・フランクリン伝記映画「リスペクト」
自称「シネマ牧師」として映画を観続けてきたが、ここ数カ月はベスト級の作品と巡り合う確率が異様に高い。11月5日公開予定の「リスペクト」は、今年ベストのみならず、生涯ベストクラスの衝撃と感動が全身に走り渡った作品であった。
-
映画「空白」は今年のベスト暫定1位だ! 振り回しながらも最後は見事な着地を決めるヒューマンサスペンス
圧巻。この一言に尽きる。東京国際映画祭で特集上映が組まれることからも分かるように、これからの日本映画を間違いなくけん引していく監督の一人、吉田恵輔監督の最新作。物語は、女子中学生が万引きをとがめられ、店の奥に連れ込まれるところから始まる。
-
「一匹の羊に目を留めるべきことを訴える秋の良作」紹介(2)「護られなかった者たちへ」
前回は、「赤い原罪」という韓国映画を取り上げた。モノクロの102分という、どちらかといえばあまり一般受けしない映画であった。今回取り上げるのは、日本の名優たちが共演する社会派エンタメドラマ「護(まも)られなかった者たちへ」である。
人気記事ランキング
-
日本基督教団、聖路加チャプレン性加害事件の被害女性に回答書
-
米国際宗教自由委、アゼルバイジャンを信教の自由「特に懸念のある国」に初の指定勧告
-
永遠に残るもののために 安食弘幸
-
ジーザスと私(13)これでは元も子もない 桜井知主夫
-
立教大学と同志社大学が協定締結 「キリスト教教育の多様性と新たな可能性を開く」
-
ヨハネ福音書を読む(56)「さあ、ここから出かけよう」―捕らえられる直前のイエス様― 臼田宣弘
-
スコセッシ監督、イエスの生涯描く新作で「沈黙」主演のガーフィールドを起用か
-
北海道キリスト教書店が2024年度で閉店、店舗営業は10月末まで
-
ワールドミッションレポート(5月8日):中国 足のなえた者も獲物をかすめる(5)
-
ハンガーゼロ、沖縄事務所元職員が1200万円以上を横領 内部調査報告書を発表
-
クリスチャン詩画作家の星野富弘氏死去 頸髄損傷で体不自由に、口にくわえた筆で創作
-
日本基督教団、聖路加チャプレン性加害事件の被害女性に回答書
-
ピアニストでカトリック信者のフジコ・ヘミングさん死去、92歳
-
合同メソジスト教会、同性愛容認へ大きな方向転換 保守派の大量離脱で
-
立教大学と同志社大学が協定締結 「キリスト教教育の多様性と新たな可能性を開く」
-
加藤常昭牧師死去、説教塾を主宰 日本基督教団隠退教師
-
ハンガーゼロ、沖縄事務所元職員が1200万円以上を横領 内部調査報告書を発表
-
スコセッシ監督、イエスの生涯描く新作で「沈黙」主演のガーフィールドを起用か
-
合同メソジスト、米国聖公会とのフルコミュニオンに関する協定案を承認 実現に向け前進
-
北海道キリスト教書店が2024年度で閉店、店舗営業は10月末まで
-
クリスチャン詩画作家の星野富弘氏死去 頸髄損傷で体不自由に、口にくわえた筆で創作
-
日本基督教団、聖路加チャプレン性加害事件の被害女性に回答書
-
ピアニストでカトリック信者のフジコ・ヘミングさん死去、92歳
-
加藤常昭牧師死去、説教塾を主宰 日本基督教団隠退教師
-
北海道キリスト教書店が2024年度で閉店、店舗営業は10月末まで
-
ハンガーゼロ、沖縄事務所元職員が1200万円以上を横領 内部調査報告書を発表
-
合同メソジスト教会、同性愛容認へ大きな方向転換 保守派の大量離脱で
-
第48回日本カトリック映画賞に「ただいま、つなかん」 晴佐久神父「『復活』の映画」
-
立教大学と同志社大学が協定締結 「キリスト教教育の多様性と新たな可能性を開く」
-
世界のカトリック信者、1パーセント増加 司祭・修道者・神学生の数はいずれも減少