ユダヤ人をナチス・ドイツから守ったために、自身が強制収容所に入れられて地獄の苦しみを味わったオランダ人クリスチャンのコーリー・テン・ブームの書き残された書物の中の言葉は、今も世界中の多くの人々を励まし続けています。今回のコラムから、4回にわたってこの聖徒の言葉を訳出してみたいと考えています。
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「キリストがあなたにとってすべてとなるまでは、あなたのすべての必要をキリストが満たしてくださることに気が付きません」
「私たちの人生のさまざまな経験は、それらを神様に用いていただくとき、不思議にも将来のための働きの完璧な備えとなるのです」
「天の父なる神様は、私たちがいつ何を必要としているかをご存じですから、神様の先走りをしないようにしましょう」
「イエス・キリストが敵を愛するようにと教えられるとき、教えとともに、愛そのものを下さるのです」
「もし悪魔が私たちを悪い人間にできない場合は、私たちを忙しい人間にするのです」
「神様にいろんなことをお委ねすることが必要だと分かるでしょう。自分で負うには、人生はあまりに重すぎるのです」
「神様に指図するようなことをやめなさい。ただ、自分がさせていただいたことを感謝するだけでいいのです」
「すべてのことを軽く握りなさい。そうでないと、神様があなたの手の指を開こうとされるとき、けがをします」
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