映画

ワーナー・ブラザース映画

反キリスト的だが、キリスト者として避けられない問題を突き付ける劇薬映画「ジョーカー」

通常、映画を観たら、その感動がなるべく新鮮なうちに、すぐにでもレビューを書きたいと考える。しかし本作「ジョーカー」だけは別だった。決して面白くなかったとか、噴飯ものの内容だったというわけではない。むしろ逆である。

2019年10月10日18時37分

映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」に見るこの世の不条理とその先にある希望の行方

映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」に見るこの世の不条理とその先にある希望の行方

本作「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」は「妊活」、しかも男性の妊活模様が赤裸々に描かれている。これは作者のヒキタさんが奥さんと実際に体験した出来事であり、同時に、あまり知られていない「不妊治療」の実態を世間に知らしめる物語でもある。

2019年10月03日19時13分

「記憶にございません!」 人生はやり直せるのか?シニア世代にこそ響く福音の語り口を示唆する秀作コメディー!

「記憶にございません!」 人生はやり直せるのか?シニア世代にこそ響く福音の語り口を示唆する秀作コメディー!

前作「ギャラクシー街道」(2015年)が、評論家からも観客からも総スカンを食らってしまった三谷幸喜監督。さんざんこき下ろされてから4年後、起死回生を狙って作り上げたコメディー作品が本作「記憶にございません!」である。

2019年09月27日22時51分

映画「ロケットマン」が描き出すLGBTの未来、そして教会との整合可能性

映画「ロケットマン」が描き出すLGBTの未来、そして教会との整合可能性

エルトン・ジョン。言わずと知れた現代音楽の大御所である。彼の名前を知らない若い世代も、ディズニー映画「ライオン・キング」(1994年)のテーマソングは知っているだろう。あの楽曲を手掛けたのがエルトン・ジョンである。

2019年09月13日11時41分

「祈りのちから」のケンドリック兄弟最新作 「オーバーカマー」が初週3位 2週で興収20億円超

「祈りのちから」のケンドリック兄弟最新作「オーバーカマー」が初週3位 2週で興収20億円超

キリスト教信仰をテーマにしたケンドリック兄弟による最新作「オーバーカマー(Overcomer)」の公開が全米で始まった。初週の週末興行収入は820万ドル(約8億7千万円)で3位。9月2日までに1930万ドル(約20億5千万円)を売り上げた。

2019年09月04日19時24分

日本初の女医、荻野吟子の半生描く「一粒の麦」完成 苦境にも神の言葉胸に生きた生涯

日本初の女医、荻野吟子の半生描く「一粒の麦」完成 苦境にも神の言葉胸に生きた生涯

日本初の女性医師で、キリスト教徒として神の言葉を胸に生きた荻野吟子(おぎの・ぎんこ、1851~1913)。その半生を描いた映画「一粒の麦 荻野吟子の生涯」の完成披露試写会が29日、さいたま市のユナイテッド・シネマ浦和で開かれた。

2019年08月30日10時38分

「パリに見出されたピアニスト」に見る自己肯定感の大切さ

「パリに見出されたピアニスト」に見る自己肯定感の大切さ

およそピアノを弾く風貌とは思えない青年マチューがおもむろに座る。そして弾き始めると、一瞬にして世界が変わる。クラッシクの難しい楽曲を一心不乱に弾き続ける主人公の青年。その彼の演奏をじっと見つめる初老の男ピエール。

2019年08月26日16時13分

「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」に見るSNS世代の複雑さと素直さ

「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」に見るSNS世代の複雑さと素直さ

劇中、なかなか思うようにいかない日常に神経をすり減らしながらも、何とか前向きに生きようとするケイラは、高校の一日体験入学の日についに神に祈る。「神様、この一日だけはどうかいい一日でありますように!」

2019年08月13日20時02分

「トイ・ストーリー4」に描かれる人の生きざまのリアル

「トイ・ストーリー4」に描かれる人の生きざまのリアル

トイ・ストーリーの第1~3作は、この世界観の中で「おもちゃ」としての幸せを模索する物語である。この在り方は、キリスト教界における「クリスチャン・ジュニア(クリスチャンの家庭で生まれた子ども)」の在り方に似ている。

2019年07月17日20時35分

「存在のない子供たち」 誕生日も年齢も知らない・・・ 悲痛なリアリティーを投げ掛ける衝撃の一作

「存在のない子供たち」 誕生日も年齢も知らない・・・ 悲痛なリアリティーを投げ掛ける衝撃の一作

原題は「カペナウム」。アラビア語では「ナフーム村」という意味であるが、監督はフランス語圏であるため、これをフランス語の意味で取るなら、新約聖書の数々のエピソードに由来して、「混沌・修羅場」となる。映画のテーマとしては後者が正しいだろう。

2019年06月26日7時29分

映画「パピヨン」 人間にとっての「解放」「自由」とは何かを問うこん身の一作

映画「パピヨン」 人間にとっての「自由」「解放」とは何かを問うこん身の一作

そんな危険な場所で、どうしてパピヨンは生き延びることができたのだろうか。最終的に彼の脱獄は成功する。だがその最終局面は、彼が「委ねる」ことによって引き起こされた成功(脱獄)だったのである。

2019年06月13日19時44分

放蕩息子の物語をモチーフにした衝撃作「ベン・イズ・バック」

放蕩息子の物語をモチーフにした衝撃作「ベン・イズ・バック」

聖書の物語で人々に広く知られているものと言えば、旧約聖書の天地創造物語、失楽園物語、ノアの大洪水、出エジプトの物語などが挙げられる。一方、新約聖書ではどうかというと、おそらく放蕩息子の物語が上位に食い込むことになろう。

2019年06月07日10時12分

ヒーローとは何か? 福音的キリスト像の本質描き出す長編シリーズ完結編!「アベンジャーズ / エンドゲーム」【ネタバレなし】

ヒーローとは何か? 福音的キリスト像の本質描き出す長編シリーズ完結編!「アベンジャーズ / エンドゲーム」【ネタバレなし】

2008年、とんでもない企画が発表された。それは、アメリカンコミックのヒーローたちが一堂に会し、事件を解決するという前代未聞のシリーズが始まるというものだった。名付けて「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)。

2019年05月20日16時44分

「旅のおわり世界のはじまり」 リアル「イッテQ!」の裏側で繰り広げられる人間賛歌と神の粋な取り計らい

「旅のおわり世界のはじまり」 リアル「イッテQ!」の裏側で繰り広げられる人間賛歌と神の粋な取り計らい

物語はちょっと異様な光景から始まる。テレビ局のバラエティー番組のスタッフ一行が、ウズベキスタンでロケをしている。伝説の怪魚を探したり、地元の郷土料理をレポートしたり、はたまた危険極まりないアトラクション体験をしたり・・・。

2019年05月14日15時52分

東京でダマー国際映画祭 ガーナ、米国の2作が最優秀作品賞 隠れキリシタンの映画も上映

東京でダマー国際映画祭 ガーナ、米国の2作が最優秀作品賞 隠れキリシタンの映画も上映

短編映画の祭典「ダマー国際映画祭」が10、11の両日、北沢タウンホール(東京都世田谷区)で開催された。事前審査を通過したファイナリストの作品全20作のほか、他の映画祭の受賞作なども上映され、6年ぶりの開催を盛り上げた。

2019年05月12日8時21分

映画「ブレイクスルー」

キリスト教映画「ブレイクスルー」、約2週間で全米興収3千万ドル突破 「パウロ」超す人気

米国などで公開されたキリスト教映画「ブレイクスルー」が初週末、1130万ドル(約12億6千万円)の全米興行収入を上げ、3位に付けた。さらに公開約2週間で3千万ドル(約33億3千万円)を超え、「パウロ」を大きく上回る人気を集めている。

2019年05月05日19時26分

4つの国際映画祭で受賞「僕はイエス様が嫌い」 23歳の新鋭、奥山大史監督インタビュー

4つの国際映画祭で受賞「僕はイエス様が嫌い」 23歳の新鋭、奥山大史監督インタビュー

「僕はイエス様が嫌い」というタイトルに一瞬ドキッとするかもしれないが、奥山大史監督自身は代々プロテスタントの家系出身。物語は、幼稚園から大学までを同じくミッション系の青山学院で過ごしてきた監督自身の実体験を重ねたストーリーでもある。

2019年04月26日6時50分

映画「僕はイエス様が嫌い」

映画「僕はイエス様が嫌い」 「幼年」から「少年」へのイニシエーションとしてのJESUS

だが、奥山大史監督と若干異なる境遇ではあるものの、幼き日よりキリスト教に触れざるを得ない環境で生まれ育った筆者のような者にとっては、ユラを通して表現した監督自身が体験したあの「出来事」は、これまた異なる色合いを醸し出しているのである。

2019年04月25日15時53分

それでも愛せるか? それでも愛するとは? 映画「ビューティフル・ボーイ」に見るドラッグと米国

それでも愛せるか? それでも愛するとは? 映画「ビューティフル・ボーイ」に見るドラッグと米国

ハリウッドスターが薬物更生施設に入所したとか、突然死したとかいうニュースは、もはや毎年恒例のこととなっている。この現状に対して、一石投じる作品が公開された。原作となる父と息子それぞれの手記は、全米でベストセラーとなり、大きな注目を集めた。

2019年04月15日15時31分

「ある少年の告白」に見るLGBT映画とキリスト教の行方

「ある少年の告白」に見るLGBT映画とキリスト教の行方

4月19日から「ある少年の告白」という映画が公開される。原作小説の著者ガラルド・コンリーの体験談を元にした作品で、同性愛の矯正キャンプへ強制的に参加させられた青年の葛藤を描く人間ドラマである。

2019年04月13日22時16分

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