2011年10月28日12時00分

アメフトのジェローム・ハリソン、脳腫瘍発見でファンら祈りささげる

 アメリカンフットボールチームのデトロイトライオンズからフィラデルフィアイーグルスに移籍したジェローム・ハリソンは、ランニングバックポジションの時に受けた身体検査で脳腫瘍が発見され、一命を取り留めた。

 ESPNよると、もしも検査をしていなかったなら、その腫瘍は発見されることがなかったという。腫瘍はハリソンの選手生命を脅かすものではなく、復帰できるだろうと言われている。しかし、今シーズン中のランニングバックポジションへの復帰は見送られるだろう。

 ハリソンは当初、ランニングバックポジションのロニー・ブラウンと2013年のドラフトでの交換でライオンズからイーグルスに移籍した。しかし、ブラウンはデトロイトで長期的に活躍するには至らなかったとESPNは伝えている。

 ハリソンのファンたちはツイッター上に、「ジェローム・ハリソンに祈りをささげる」、「その移籍のお蔭で彼の命が助かることになったなんて誰が予想しただろうか」などと書き込みを行っている。

 ハリソンはイーグルスの選手として試合に出場するためフィラデルフィアへ戻り、出場する試合に興奮しているようだった。

 イーグルスのウェブサイトでハリソンは、「チームに戻れたことを嬉しく思う。試合のない週は再びプレーブックに戻ることや専門用語を勉強することに大半を費やすだろう」と公式のコメントを発表した。「僕は(チームメイトの)ルショーン・マッコイの上達ぶりが見たくてイーグルスに戻ってきているんだ。彼のプレーは相変わらず素晴らしいよ。ここでもう一度プレーできるなんて、言うことないよ」とも語っている。

 だが、ハリソンとイーグルスは、未だに健康問題についての公式的なコメントを控えている。あるファンはツイッター上に、「ジェローム・ハリソンへの祈りをささげている人たちは、彼の移籍を楽しみにしていたが、フットボールよりも命の方が断然重要だよ」と書き込んでいる。