2011年10月6日15時45分

欧州聖公会主教ら、ウェールズで初の会合

ウェールズで会合を行ったポルヴォーコミュニオン主教ら(写真提供:英CT)。
 聖公会ポルヴォ―コミュニオンの諸教会主教らがウェールズの教会に一同に集い2日間の会議を行った。4日、英クリスチャントゥデイ(CT)が報じた。

 ポルヴォ―コミュニオンは聖公会とルーテル教会から成るコミュニオンで、「宣教と奉仕において共に信仰の生を共有する」ことで互いに合意し、署名している。歴史は古く、1892年の英国教会系教会と北方派、バルト派両派のルーテル教会系教会代表の神学会談によって同コミュニオンが確立された。

 ポルヴォ―コミュニオンは聖公会カンタベリー大主教のローワン・ウィリアムズ博士、ウェールズ聖公会大主教バリー・モルガン博士、スコットランド聖公会主座主教デビッド・チリングワース氏が含まれる。

 ポルヴォ―コミュニオンに属する諸教会指導者らは今回初めてウェールズでが一同に集るに至った。4、5日と2日間に渡って開催された会合では、相互の教会のより強い関係性構築や共通の課題への取り組みについて議論された。

 モルガン博士は「ポルヴォ―コミュニオン指導者の方々を初めてウェールズでお迎えすることができ嬉しく思います。互いに啓発し合うことで、異なる伝統を理解し合い、共にネットワークを強めていければと思います」と述べている。