2011年6月2日10時05分

英CBC授賞式-クリスチャンメディア・作品を表彰

2011年度授賞式でメッセージを述べるCBC代表のオラフ・スネリング氏(写真提供:CBC)。
 英クリスチャン放送協議会(CBC)ではキリスト教価値観を反映した作品を放送する幅広いメディア会社・作品に対する授賞式を年に一度開催している。授賞式は5月19日に行われ、2011年度は英BBC、チャンネル4、レベレーションTV、およびUCBワールドワイドなどが受賞した。

 スパゲッティ・メディアによる「牧師に会う(ディレクター:マット・デイ氏)」が5000ポンド(約67万円)以下の安価な製作費で作成した作品としてベスト・プロダクション賞を受賞した。映画制作会社ノルマン・ストーンによるDVD「世界を変えた本」は5000ポンド以上の製作費で作成したベスト・プロダクション賞およびベストクリスチャン映画・DVD部門のフレッド・グロスミス賞の2賞を受賞した。
 
 CBC代表のオラフ・スネリング氏は2011年に受賞した多様な分野のメディアを称賛し、「これらの賞は、主要メディアでのキリスト教的価値観の高まりを祝い、それぞれのクリスチャンメディア制作者たちがより高度な作品を作成する動機を促すために存在しています。多様なメディアにわたってキリスト教のコンテンツが広まり、キリスト教的価値観を組み込んだ作品がそれぞれの制作者の才能と相まって演出されていることをお祝いします。これからますます多くのクリスチャンが注目するようになるためにも、キリスト教的価値観のあるメディアを注視し続けてください。今年度の受賞者の皆さまを心からお祝いいたします。大規模な予算で制作した作品から低予算で作成した作品にいたるまで、制作者の皆さまの情熱・作品に傾ける心が伝わってきます。皆さまのメディア制作におけるキリスト教的価値観を表現する働きをお祝いいたします」と述べた。

 CBCでは天の御国がこの地になされるため、公共空間でなされるあらゆるメディアの成長のための活動を行っている。具体的な目標のために共に祈り、神様のため、善がなされるために国家に影響を与えるメディアの在り方を模索している。

 スネリング氏はCBCの存在意義について、「ペンテコステでは使徒たちが一つ所に集まっているときに、聖霊が降り注ぎました。それと同じように私たちも一つ所に集まることで、聖霊が降り注ぎます。私たちは神様によって英国に力強いクリスチャンの声を上げるように召されたと信じています。メディアという分野で戦略的な活動を行っていくことで、その影響が強まっていきます。ラッパがはっきりしない音を出したら、人々は何をもって集まることができるでしょうか?はっきりとした『音』が出される必要があります」と述べている。