2006年8月16日12時42分

WH全国青年大会2日目、青年が力いっぱい主を賛美

 14日から開催されているウェスレアン・ホーリネス教団初の全国青年大会は15日、同教団淀橋教会(東京・新宿区)で2日目の日程が行われ、午後7時からは『この人と結婚していいの』の著者、石井希尚牧師率いるゴスペルバンド「天国民」が特別コンサートを行った。会場に集まったおよそ230人の若者は、ゴスペルソングに声を合わせ、手を上げながら力いっぱい主を賛美した。


 この大会は、北は北海道、南は沖縄から、ウェスレアン・ホーリネス教団所属教会の若者が集まる、同教団初の全国青年大会である。青年たちが、自分と同年代の、多くの信仰の友をつくり、共に語りあい、祈りあい、心から主を賛美できるようにと、プログラムには、グループで交わる時間を多く盛り込んだ。2日目は日中、グループ別で都内を観光しながら、青年たちは、4日間をともに過ごす仲間たちとの交流を深めた。


 午後7時からのコンサートは、ゴスペルバンド「天国民」の迫力の演奏が会場を盛り上げた。そして、『この人と結婚していいの』の著者でカウンセラー、牧師を務める石井希尚牧師(コミッテッド・ジャパン)が、若者に向けて聖書のメッセージを熱く語った。


 神は、人を準備される。イスラエルの民族のエジプト脱出を導いた偉大な指導者モーセは、40年間のエジプトでの宮殿生活、さらに40年間の遊牧生活を通して神に準備された。その期間はなんと80年。ノアに至っては120年であった。


 石井師は、人生のほとんどが準備の期間であることを説きながら、「(今、神の御心がわからないとしても)あなたは神の御心の中にあります。あなたは、今、神に準備されています」と語った。「自分のベストを知っている神が、自分を導く」その神にすべてを信頼して生きる、その喜びを伝えた。


 箴言3:5には、「自分の悟りにたよるな」とある。カウンセラーとして、特に若者の恋愛、結婚について多くの相談を受けてきた石井師は、若者たちに「自分の刹那的な感情を神にしてはならない」と呼びかけた。人生は毎日毎日が選択の連続である。決断の時は、絶え間なく自分に襲ってくる。ではどうすればいいか。


 答えが分からず戸惑う自分に、いつも神は「心を尽くして主に拠り頼め」(箴言3:5)と語りかける。石井師は、「自分の気分ではなく、どこにいっても主があなたの主であることを認め、主に仕えなさい」「そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる!」「主を恐れて、悪から離れよ」(箴言3:7)と会衆に迫った。


 キリストの愛と希望を伝える、恵みあふれるコンサートに、会場の若者たちは心を主に向け、一つとなって主を賛美していた。