2005年11月30日12時20分

「ユーオーディア・ワーシップ」完成記念コンサート 川口リリア


「ユーオーディア・アンサンブル」「アンサンブル・ラペ」と賛美リードする小坂忠師=29日、川口リリア
 音楽を通してイエス・キリストの愛と福音を伝える「ユーオーディア・アンサンブル」「アンサンブル・ラペ」(共に柳瀬洋代表)の新アルバム「ユーオーディア・ワーシップ」(ミクタムレコード)完成を記念するコンサートが29日、川口リリア(埼玉県川口市)で開催された。弦楽四重奏とピアノ(ユーオーディア・アンサンブル)、木管五重奏(アンサンブル・ラペ)の十の音色が会衆を魅了した。ミクタムレコード主催。

 会場のスクリーンには演奏全曲の歌詞が映し出された。ミクタムレコード創立者、小坂忠師が賛美リードする場面もあり、同師の呼びかけに会場がひとつとなって神を賛美した。

 「ユーオーディア・アンサンブル」は1988年に「音楽を通し、キリストの香り・神の愛の香りを届けたい」という願いで結成。クラリネット演奏家の柳瀬洋氏を中心に、弦楽四重奏・ピアノの6人で編成され、結成当時のメンバーで現在まで活動を続けてきた。ソロから室内楽、古典から現代曲、賛美歌や独自のオリジナル曲など多彩なレパートリーを持ち、国内外で広く活動している。

 「アンサンブル・ラペ」は全国に300人のメンバーを持つ「ユーオーディア管弦楽団」(同代表)の木管セクションメンバーによって、2004年に結成、活動を開始した。「ラ ペ(La Paix)」とはフランス語で「平和」を意味する。音楽を通して多くの人々に神様の平和を届けたいという願いを持っている。

 同代表の柳瀬氏は1983年、ブラームス誕生150年を記念してその生地ハンブルグ市で開催された第一回ブラームス国際音楽コンクール二重奏部門でピアニスト田中美江氏とともに最高位受賞の経歴を持つ。現地の新聞は「彼の演奏からは、まるで語りかけるように言葉が聞こえてくる」「聞く人の心の奥底に問いかけ、またそのテクニックまでも持ち合わせている」と絶賛した。現在ヨーロッパ・日本各地・アジア各国でリサイタル、室内楽、オーケストラとの共演などソリストとして活躍している。

 柳瀬氏は「今日、私たちの新しい賛美のとびらが開きました」と開催の喜びを語った。

 参加者からは「みながひとつになって神を賛美できたことが素晴らしい」「聖霊に満たされた」などと感想が寄せられた。