2010年12月20日20時54分

女性キリスト教徒が拉致 イラク北部モスル

 【CJC=東京】イラク北部モスルで12月15日、青年女性キリスト者宅に武装した男性が押し入り、女性を拉致した。一連のキリスト者迫害の一環と見られる。



 拉致された女性は現地の技術学校生徒。拘束されている場所も、現状も不明だが、多くの場合、被害者は殺害されている。



 モスルのキリスト教共同体は一時、10万人を数えたが、脅迫を恐れて同市を脱出する家族が相次ぎ、現在は5000人にまで落ち込んだ。



 シリア典礼カトリック教会のイグナチウス3世ヨウナン総主教は、治安を維持出来ていないと、イラク政府を非難した。