2010年9月22日10時11分

【新刊】 「私たちの世界」がキリスト教になったとき―コンスタンティヌスという男(ポール・ヴェーヌ)

ヨーロッパ世界の根は、キリスト教にはない。ローマ史の碩学が、コンスタンティヌスによる国教化という「起源」の物語を書き直す。一人の男の信仰と資質が、キリスト教という比類ない文化装置を起動した。歴史を輪切りにし、人間が生き死にするリアルな偶然の過程を叙述する。必然の神話を解体する「歴史の方法」試論。(購入する)



著者:ポール・ヴェーヌ
訳者:西永良成、渡名喜庸哲
価格:税込3,675円
出版社:岩波書店
発売日:2010年9月23日
ページ:250ページ