2010年7月29日10時15分

【新刊】 隣人愛のはじまり―聖書学的考察(シリーズ神学への船出)(辻学)

マルコ版のイエスとルカ版のイエスでは、隣人愛に対する姿勢がかなり違う。いったいどちらがイエスの「隣人愛」理解なのだろうか。二つはまったく別の出来事を描いている、すなわち、イエスは律法学者と何度か、この主題をめぐって対話したことがあったのだろうか。そうだとしたら、イエスは時と場合によって、まったく違う対応をしていたことになる。(購入する)



著者:辻学
価格:税込1,785円
出版社:新教出版社
発売日:2010年7月
ページ:196ページ



【著者紹介】

辻学(つじ・まなぶ):1964年神戸生まれ。89年関西学院大学大学院神学研究科博士課程前期課程修了。89年から91年日本基督教団甲子園二葉教会伝道師。91年から95年スイス・ベルン大学神学部に留学、神学博士号(Dr.theol.)取得。97年から2007年関西学院大学商学部宗教主事。現在広島大学大学院総合科学研究科社会文明研究講座教授(宗教学担当)。専攻は新約聖書学(とくに第二パウロ書簡、公同書簡)。